カウンターキッチンに水槽を設置する際の設備選びと注意点

キッチンカウンターに水槽があるリビング…個人的に少し憧れを抱いていたインテリアの一つでした。

水槽は魚の飼育を楽しむためのものですが、近年のアクアリウムでは美しさを求めるレイアウトが人気で、水槽は一つのインテリアとして捉えることができます。

各種の置き物や観葉植物などは動きの無いインテリアですが、水槽は魚たちが泳ぐ動的な空間になるため、一味も二味も違ったインテリア性を持たせることが可能になります。

アートアクアリウムというジャンルがあるように、水槽は今では家の中のインテリアとして導入することができる一つのアイテムだと思います。

綺麗な水槽は自慢できるインテリアになるので、お客さんが来られた時などにはちょっと鼻が高くなる…そんな感じがします。

この記事では、キッチンカウンターなどの限られた空間に水槽を設置することを考えた時に、水槽や設備選びで重要になることを紹介します。また、水槽を美しく管理するための日々のお手入れ項目も紹介します。


Advertisement

筆者の家のカウンターキッチン上の水槽

下の写真が我が家のカウンターキッチンに置いてある45cmの水槽です。

今は子供がお世話をしている金魚水槽になっています。

金魚水槽と言うと、少し緑色のコケが生えたような水槽をイメージされる方も多いかと思いますが、日々の管理をきちんと行えばコケが生えることはありません。

さすがにカウンターキッチンの上の水槽がコケまみれだったら嫌ですよね…。

この水槽は少し前に25cm水槽からサイズアップさせたものになります。25cm水槽をカウンターキッチンに置いていた当時の記事、45cm水槽にサイズアップした時の記事は下のリンクに張っておきます。

水槽の選び方

では、最初に水槽選びの重要なポイントを御紹介します。キッチンカウンターに水槽を置く場合には、限られたスペースであること、様々な方向から水槽を眺める可能性があるということを考えた水槽選びが必要です。

水槽はスリムタイプを選びましょう

カウンターキッチンは決して広いスペースではありません。幅が30cm程度の場所もあるかと思います。

そのような限られたスペース・奥行きの場所に水槽を設置するためには「スリム水槽」がお勧めです。

私が使用している水槽は「GEX グラステリア スリム450水槽」になります。

楽天市場

幅45cm × 奥行き20cm × 高さ22cmとなっており、かなりスリムな水槽です。

金魚が成長して、以前使用していた25cm水槽では狭くなったので、丁度いいスリム水槽を探していた時に出会った商品です。

45cm水槽があれば、金魚がある程度大きくなるところまで使用できます。

水槽は全面透明のガラス製がお勧め

水槽にはガラス製とアクリル製がありますが、個人的にはガラス製がお勧めです。ガラス製の方が劣化が少ないですし、個人的には高級感があると思っています。

また、ガラス製の中でもガラスに色の入っていない透明なものを選ぶようにします。

キッチンカウンターの水槽は、様々な方向から鑑賞を楽しむ状態に置かれます。台所で料理をしながら眺める場合も有りますし、ダイニングテーブルで食事中に水槽を眺めることもあります。

そのため、どの方向から見ても水槽が綺麗に見える透明なガラスがお勧めです。

ガラス水槽とアクリル水槽の違いについては、下の記事で仔細に説明しています。


Advertisement

フィルターは壁掛けフィルターが便利

水槽には濾過フィルターが必ず必要です。

カウンターキッチンと言う限られたスペースで使用することと、見栄えを良くしたい、濾過性能が十分にあるという3つの要望を満たさねばなりません。

この3つの要望を満たしてくれるのが壁掛けフィルターです。

壁掛けフィルターは下の写真の様に、水槽のガラス面に掛けて使用するタイプのフィルターとなります。

奥行きが10cm程度しかないので、狭い場所にフィルターをセットするのには最も適しているフィルターです。また、ポンプで飼育水をくみ上げるので、外部フィルターの様に水槽とフィルターの間に落差は必要ありません。

「壁掛けフィルターでは生物濾過が不十分になるのでは?」と思われがちです。しかし、フィルター内に各種濾材を詰めることで、45cmスリム水槽で中型の金魚を3匹飼育できています。

また、壁掛けフィルターはポンプの雑音も少なく、リビングで使用しても支障はない性能を兼ね備えています。

壁掛けフィルターの性能や使用感については、下の別記事で詳しく紹介しています。

水槽の重心を考えたセッティングを行うこと

カウンターキッチンに水槽を設置する際に最も重要なことは、重心を考えて水槽をセッティングすることです。

下の図に示すように、キッチンカウンターは一般的に基礎の土台の上に天板が乗っているような構造です。

そのため、左の図の様に、水槽の重心が基礎の無い位置に近くなるようなセッティングは好ましくないです。右の図の様に、必ずキッチンカウンターの基礎となる部分が水槽の直下に来るようにセッティングをします。

水槽は意外に重量があります。上で紹介した45cmのスリム水槽でも水量が約17Lとなり、水槽自体の重量と合わせると20kgを越します。天板が弱いとカウンターキッチンの破損に繋がる懸念もありますので、重心の取り方には注意して下さい。


Advertisement

課題は配線の収納と整理

キッチンカウンターの水槽で最も見栄えを悪くするのが配線類です。

これは他の家電製品 (テレビとブルーレイの接続など) にも言えることですが、配線だけは頑張っても目に入ってしまいます 。

可能な限り配線をまとめて束ねても、フィルター、ライト、ヒーター、水温計という4つの電気設備があると、どうしても配線が片付きません。

ワイヤレス化できない製品でもあるので、この部分だけは目をつぶるしかないのかもしれません。

良い収納方法を御存じの方、ぜひ教えて下さい…。

水槽の設備がワイヤレス給電になる日は来るのでしょうか??

日々のお手入れをこまめに行う

最後の項目として日々のお手入れの重要性についてお話したいと思います。

キッチンカウンターという場所にあるが故に、美観と臭いの観点は確実にクリアしておきたいところです。そのために必要な事を以下で説明します。

フィルターの立上げと清掃で臭いの抑制

水槽というと魚の臭いや魚の糞の臭いが気になるという方が多いのではないでしょうか?

しかし、生物濾過がしっかりと立ち上がったフィルターを使えば臭いに関してはフィルターの直近に鼻を近づけない限りは分かりません。

水槽が臭うという方の多くはフィルターが立ち上がっておらず、生物濾過によって魚の糞 (アンモニア) を分解できていないことが多いです。また、全くフィルターを清掃していない場合は臭いの原因になることは言うまでもありません。

下の記事で生物濾過の詳細を説明していますが、フィルターの中にバクテリアがしっかりと定着すれば臭いの問題はクリアできます。

また、定期的なフィルターの清掃は必ず必要です。生物濾過が機能したとしても、フィルターが目詰まりしていたりするとフィルターとしての機能が顕著に低下します。

壁掛けフィルターを使用する場合には2週間から3週間に1度はフィルター内の清掃は行うようにします。

ガラス面のコケ取りとコケ抑制処理

ガラス面のコケはアクアリウムとは切っても切り離せない課題です。

カウンターキッチンの上の水槽が、コケや藻が大量に生えた水槽では見栄えが悪すぎますね…。

コケや藻は、明るい場所で魚を飼育している以上は、必ず発生してしまうものになります。

そのため、ガラス面にコケが出てきたら、その都度除去する努力が必要です。ガラス面に発生した頑固なコケはプロレーザーを使用して除去が可能です。

また、水槽の中に薬を入れてコケの発生を抑制する方法もあります。下でBioコケクリアを使用した例を紹介しておきます。Bioクリアを使うと、水草や石に発生するコケや藻も協力に抑制することが可能です。

換水で綺麗な水の水槽を作る

換水は基本中の基本です。

水槽内の綺麗に見せるだけではなく、魚が住みやすい環境を提供するという意味でも必須の作業になります。

水槽の中の飼育水は、魚の排泄物や餌の食べ残しで汚れていきます。飼育している魚の数や水槽のサイズによっても汚れるスピードは異なりますが、汚れることに間違いは無いです。

生物濾過の最終生成物である硝酸を水槽内から除去できるのも換水の作業になります。

そのため、少なくとも1週間に1度の換水、換水量は水槽の1/2の量を目標に行うことが好ましいです。

ただし、金魚を飼育する際には、飼育水が汚れるスピードが速いため、少し換水頻度を上げる必要があります。(下の記事を参照ください)

この記事の終わりに

この記事では、カウンターキッチン上に水槽を設置する際に必要な知識として、水槽選び、水槽の設置方法、日々のお手入れについて御紹介をさせていただきました。

キッチンカウンターに水槽を置くと、せっかくのカウンターが狭くなってしまうというデメリットはあります。

しかし、それ以上に美しい水槽を眺めることができるというメリットがあります。

また、カウンターキッチンの上に水槽がある家は少数派だと思いますので、ワンランク上のインテリアとして導入することも可能だと思います。

小型の熱帯魚を飼育できる小さな水槽も販売されているので、皆さんもカウンターキッチンの上から水槽デビューしてみてはいかがでしょうか?