【アクアリウム】ADAのプロレイザーを購入!使用感をレビュー

アクアリウムを管理する中で、誰もが一度は経験する困り事…

それは水槽内に発生するコケや藻の処理です。

水槽内のレイアウト素材 (石や流木) だけではなく、水槽のガラス面やアクリル面、フィルターの配管に至るまで、水と接触している部分にはコケや藻が発生します。

水槽の掃除のときに、付近などでゴシゴシと擦れば良いのですが、日常的に発生するコケとなると、処理を簡単に済ませたいですよね。

そこで役立つのがアクアデザインアマノ (ADA) が販売する「プロレイザー」です。剃刀状の刃でガラス面に成長したコケを根こそぎ剥がしてくれます。

私はこれまで布巾などで頑張ってコケを除去していましたが、プロレイザーを購入してコケ除去ツールとして使用を開始しました。本記事はプロレーザーの使用感などを御紹介します。


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プロレイザーのセット内容と刃の装着

ADAのプロレーザーのセット内容ですが、本体と剃刀の刃が2枚のセットになっています。価格は定価で6,500円と少しお高めですが、下で説明するように、その価格に匹敵する性能を持っています。

また、この剃刀の刃ですが、交換用の刃が2枚で200円で販売されていますので、錆びてしまったり、割れてしまったとしても心配はありません。

プロレイザーには通常サイズのものと、サイズが少し小さなプロレイザー・ミニもあり、2種類のサイズから選べます。上の写真は通常サイズのものです。

実際に剃刀部をセッティングしたのが下の写真です。剃刀部が完全に水平にはなりませんが、これは製品製造上の機械精度の問題でしょう。写真にある剃刀部分と記したところで苔を除去していきます。

実際にガラス水槽のコケ除去に使用

では、実際にガラス水槽の内壁に発生した緑色のコケの除去に使用してみます。

下の写真が苔が発生しているガラス面ですが、小さくて分かりにくいのですが、黄色の矢印の部分に緑色の丸いコケが生えています。この種のコケを経験された方は分かると思うのですが、このコケはガラス面への密着力が強く、爪で引っ掻いてもなかなか除去できないようなコケなんですよね。

しかし、プロレイザーを使って剃刀の刃をガラス面に沿って滑らせていくと、魔法の様にコケがペロンと剥がれます。下の写真がその写真ですが、黄色の矢印の所には苔が生えていたのですが、それが全て綺麗に除去されました。

普段はこのコケ除去するのに一苦労していたのですが、それが嘘のように簡単に除去されていきます。それに、ガラス面には傷が全く入っていませんね。

こんなことならもっと早く買えば良かった…と、素直に思いました。

水槽に生えているコケを手で除去していた時は下ったのですが、プロレイザーを使うとコケの除去作業が楽しくなりそうです!(笑)


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プロレイザーのここが凄いよ!

では、実際にADAのプロレイザーを使用して、ここが凄いと思った点を紹介させていただきたいと思います。

刃がしなるので水槽を傷つけにくい

一つ目のGood Pointは、剃刀の刃が薄く設計されているため、少しだけ力を入れると刃がしなります。

そのため、少し力を入れすぎたかな?と思っても、刃のしなりがその力を吸収してくれるので、水槽のガラス面に過度な力が加わりにくいです。

そのため、ガラス水槽やアクリル水槽を傷つけることは無いかと思います。

また、ガラス水槽だけではなく、アクリル水槽についても問題無く使用可能な性能かと思われます。大事な水槽が傷ついたら嫌ですので、しなりが入っている剃刀の刃であれば安心感が増しますね。

全てのコケを綺麗に除去可能

二つ目のGood Pointは、全てのコケを綺麗に除去できることです。

これは、実際に使用しないとわからないかもしれませんが、上の使用例で紹介したような、ガラス面にかなり強い力で密着しているコケも問題無く除去できます。

糸状藻や茶ゴケなどの水槽内に発生する代表的なコケについては、超簡単に除去することができます。例え年月が経って、少し厚みを増したような茶ゴケも問題無く除去できました。

弱い力でもコケが簡単に除去されていくのを体験すると、ある意味、一種の感動を覚えます。

プロレイザー使用時の注意点

ここからはプロレイザー使用時に注意しておきたいことを記載しておきたいと思います。剃刀と言う刃物を使っているが故に発生する注意点です。

剃刀の様な刃なので小さな子が触らないように

私がプロレイザーの購入を戸惑っていた一番の原因が子供がいることでした。

剃刀の刃を使用するため、小さな子供が誤って持ってしまうと怪我をする恐れがあります。例え小学校の高学年のお子さんでも、使用方法を間違えると切創を負う可能性があります。

プロレイザーでのコケ取りは楽しいため、小さなお子さんがやりたがることは間違いないです。

そのため、使用した後は子供の手の届かないところにしまっておくようにしてください。一人で使っていいのは中学生以上かと思います。

「プロ」という言葉が使われているように、アクアリウムの取り扱いになれた人でないとプロレイザーの使用には危険を伴います。

湾曲した水槽には使用できないこと

プロレイザーの剃刀は平らな剃刀になりますので、楕円状や球状の水槽壁面には使用することができません。緩やかに湾曲した水槽であれば使えるかもしれませんが、基本的に立方体・直方体の形状の水槽に使用します。

曲面を持つ水槽は残念ながらプロレイザーの使用は難しいので、自分の手で苔の除去をする必要がありますね。

水槽のつなぎ目のゴムを傷つけないこと

水槽のガラスは、基本的にゴムで接合されています。

そのゴムの部分は水圧には十分耐えらえる設計になっていますが、鋭い刃物で触られると容易に傷つきます。

特にプロレイザーの剃刀の様な薄い刃物になると、ガラスを接合しているゴムが簡単に切れてしまいます。

それが原因で水槽の破損に繋がる可能性もあるので、ガラスの接合部のゴム近辺には使用しないという心がけは必要かと思います。

剃刀部が魚に当たらないようにすること

最後は容易に想像がつくことですが、魚が泳いでいる水槽に使う時には魚を避けて無理のない使用を心掛けることです。

魚が剃刀の刃に当たれば、確実に怪我します。

プロレイザーを使用するときには、常に剃刀の刃をガラス面に密着させておき、水槽内で無暗に剃刀の刃を遊ばせないことに注意が必要です。

プラスチック水槽には使わない方が良い

虫かごを利用して魚を飼育されている方もいらっしゃるかと思いますが、プラスチック水槽についてはプロレイザーの使用は止めておいた方が良いです。

プラスチック水槽は比較的安価で販売されており、経年劣化でプラスチック面に傷が入ります。その傷が入った場所をプロレーザーで擦ると、プロレイザーの剃刀の刃が傷つく可能性が高いです。

また、プラスチックは柔らかい材料のため、金属で擦ること自体が傷をつける行為になります。


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この記事の終わりに

この記事ではアクアデザインアマノのプロレイザーを使用したレビューを紹介させていただきました。

薄い剃刀の刃を使うため、小さなお子さんが使用しないように注意することや、水槽の接合部のゴムを傷つけない等の注意は必要になりますが、水槽の壁面に生えたどんなコケでも簡単に除去してくれる優れものです。

価格は6500円と少し高価ですが、その価格の価値がある製品だと率直に思いました。

水槽のガラス面のコケに悩まされている方には、自信を持ってお勧めできる商品です。