金魚水槽を45cm水槽にサイズアップ!「詫び草」も導入

子供と一緒に小さな金魚を育て始めたのですが、時間が経つとどんどん成長してしまうことは避けられません。小さな金魚を購入して30cm水槽で飼育し始めたのですが、月日が経つごとにどんどん成長していき、水槽が小さくなってきました。

金魚はコイ科の魚であり、フナに似た特徴と成長過程を持っている魚です。そのため、上手に育てれば寿命も数十年あり、最大で20cmを超えて成長するものもあります。

そのため、金魚の飼育期間が長くなると30cm水槽では飼育が困難となり、成長していくに従って、水槽を大きな水槽へとサイズしてあげることが必要になります。せっかく家族に迎えた金魚ですので、末永く飼育を続けていくためにも、金魚のサイズに合った水槽に変えてあげることが望ましいですね。

この記事では私の育てている金魚の、水槽のサイズアップについて御紹介したいと思います。


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水槽をサイズアップさせたきっかけ

まずは、水槽のサイズアップを行ったきっかけについて紹介します。基本的に金魚のサイズが大きくなった時に水槽のサイズアップをするのですが、今回はそれだけがサイズアップのきっかけではありません。

金魚のサイズが大きくなったこと

金魚の大きさは、冒頭でも紹介したように20cm以上になる種類が多くあります。一番オーソドックスで金魚すくいの金魚として知られる「和金」ですが、あの小さな金魚も大きくなると20cmを超える巨大な魚になります。

私の実家の近くにあった飲食店でも大きくなった和金を飼育されていましたが、20cmを軽々超えるような大きさに育っていました。

私の家で育てている金魚は、琉金と丹頂の2種類ですが、どちらも大きくなると20cm以上にまで成長する金魚です。

水槽のサイズアップを行う時点で、琉金が10cm程度、丹頂が15cm近くまで成長してきたため、30cm水槽では正直なところ窮屈になりました。

これまでは、何とか30cm水槽でも飼育できていましたが、金魚が泳いでいる姿が優雅に見えなくなったこともあり、サイズアップを考えるきっかけにもなりました。

琉金が飛び出してしまったこと

2020年10月のある日の朝、水槽のサイズアップを決めた事件が起こりました。

早朝に朝ご飯を作っている時ですが、琉金と丹頂が水槽の中で追いかけっこのようにじゃれ合っていたのですが、次の瞬間に琉金が水槽から飛び出しました。

直ぐに私が気付いて水槽の中に戻したので事なきを得ましたが、家族が不在の時に起こっていたら…と考えると、琉金の命は無かったと思います。

琉金と丹頂がじゃれ合うのはいつもの事だったのですが、身体が大きくなり、泳ぐ力も付いてきたので、少しのじゃれ合いが水槽からの飛び出しの原因になってしまったのだと思います。

こうなると、水槽のサイズを変える他ないと思い、45cm水槽へのサイズアップを決めました。

サイズアップした水槽は45cmのスリム水槽

水槽のサイズアップで選んだ水槽は、GEX製のGlassteriorシリーズの45cmスリム水槽です。

私は以前のブログでも書いたのですが、GEX製の製品が大好きで、ほとんどのアクアリウム関連の製品をGEXで揃えています。スタイリッシュで、現代の家の作りやインテリアにもマッチした製品が多く、価格がお手頃なのが理由です。

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この45cmスリム水槽は、奥行きが22cmと小さいため、カウンターの上にも置くことができます。

また、高さも25cmと低く、水量も約17L程度となるため、重心が低くて災害の時にも被害を減少させてくれることを期待しています。日本はいつどこで地震が起こるかわからないので、重心が低く安定した製品を選ぶというのも、製品選びのポイントだと思っています。

45cmの幅があれば、金魚が大きくなったとしても、数年間はこの水槽を使用することができると思います。

この45cmスリム水槽は、壁掛けフィルターもセットになっているので、金魚の飼育に最低限必要なものがすべてそろっている所も嬉しいところですね。

また、グラステリアシリーズは水槽が非常に美しいです。ガラスの透明度もそうですが、ガラスの継ぎ目も黒いゴムが使用されているので、インテリアとしてどこにおいてもカッコいい水槽に見えます。


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レイアウトは娘に全て任せました

我が家の金魚水槽は、小学校2年生の娘が管理している水槽になりますので、今回の水槽レイアウトも全て娘に任せました。

(管理の指導やお手伝いは私がしていますが、基本的に放置して見ています。)

もともと30cm水槽に入れていたアヌビアス・ナナは、そのまま流用していますし、壁掛けフィルターの濾材も元々使っていたものを流用しました。バクテリアが定着した濾材になるので、水槽の水質の安定化にも役立ってくれることは間違いないです。

また、近くのアクアリウムショップに、サイズアップした水槽に入れる水草を探しに行き、「詫び草」シリーズのエキノドルス Mixを導入することにしました。

何故、エキノドルスMixにしたのか娘に聞いたところ「エキノドルスの葉が大きくカッコいいから」とのことです。エキノドルスの葉の美しさと存在感の素晴らしさは、大人だけではなく小学校2年生の娘にもわかるんですね。

で、実際に娘がレイアウトした45cm水槽が下の写真です。エキノドルスの大きな葉は、水槽の水面から飛び出しています。

詫び草をフィルターから離れた位置に置き、元々あった石に活着したアヌビアス・ナナをその反対側に置きました。また。その間に龍王石を積み重ねて、ポニョの置物をセッティングしています。

小学2年生の作るレイアウトなので、とてもシンプルなものですが、縦横無尽に水槽内を泳ぎ回る金魚の水槽には、このくらいシンプルなものがマッチしています。

また、水槽を大きくしたので、新しく「らんちゅう」という金魚を1匹お迎えし、合計で金魚が3匹泳ぐ水槽になりました。金魚って、見かけによらず寂しがりやな性格を持っています。1匹で飼育するよりも複数で飼育したほうが人を怖がらず、水槽の前面に出てきてくれますし、水槽内を自由に泳ぎ回るようになります。

まだバクテリアが完全に立ち上がっていないので、少し飼育水が白濁していますが、数日経てば透明な綺麗な飼育水になると思います。

45cm水槽にサイズアップしたことで、金魚が自由に泳ぎ回れるスペースができ、長いヒレを揺らしながら優雅に泳ぐ姿が見れるようになりました。

「詫び草」シリーズは初心者にはお勧め

新しい45cm水槽に導入した「詫び草」シリーズですが、誰でも簡単に水草を育てられる商品です。

淡水アクアリウムの水草と言うと、水槽の底に厚めにソイルを敷いて、ピンセットで植栽して…という、少し手間のかかる作業をイメージされるかと思います。

しかし、詫び草のシリーズは、ケト土と呼ばれる粘土質の土の中に複数種の水草を植えてあり、水槽の中に置くだけで水草が成長するという超簡単な商品になっています。

下にソイルを敷かなくても導入できる商品なので、淡水の水槽であれば、どんな水槽にでも手軽に導入することができます。

今回はエキノドルスという、大きな黄緑色の葉を持つ水草がミックスされた詫び草を用いています。金魚は水草を食べてしまうことがあるので、出来るだけ丈夫で大きな葉を持つ植物が混植されているものがお勧めです。

エキノドルス以外にはクリプトコリネが植栽されたものもあるので、そちらもお勧めです。クリプトコリネはソイルに植栽すると失敗することもあるのですが、詫び草であれば失敗はほとんどありません。


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ライトは30cm水槽用を流用しています

水槽用ライトは、その水槽にサイズにあったものを選ぶことが大切なのは間違いない事実です。水槽のサイズが合っていないと、水槽内に光が届かないところがでてしまい、水草の育成が遅くなってしまうこともあります。

しかし、それは理想的な考え方で、水草の育成に少し目をつぶれば、30cm水槽用のライトを45cm水槽に流用することも可能です。

水槽の両端のガラスに掛けて使用する水槽用ライトは、水槽の大きさ・規格に合ったものを用意する必要がありますが、水槽のガラスを挟む形で取り付けられるライトであれば、異なる大きさの水槽にも流用が可能です。

今回は30cm水槽用のGEX製ライトを、45cm水槽に流用して使用することにしました。若干ライトの明るさが弱いように思えるところはありますが、一般の御家庭で金魚用水槽に使用するのであれば、全く問題は無いレベルです。

この記事の終わりに

本記事では、金魚が大きく育ったことをきっかけとした、水槽のサイズアップについて御紹介させていただきました。

金魚すくいで入手した小さな金魚や、ペットショップで購入した小さな金魚も、時間が立てばどんどん大きくなり、小さな水槽では飼育が困難になります。

飼育開始時には5cmであった金魚も、飼育条件によっては、1年後に10cmかそれ以上に成長してしまいます。

狭い水槽で飼育していると、金魚の鑑賞性も損ないますし、金魚に与えるストレスも大きなものになることは間違いありません。

水槽を大きなものにすることは、少し抵抗があることかもしれません。しかし、これから10年以上の時間を共にする家族になるかもしれないので、是非金魚の成長に合わせて水槽のサイズアップはしてあげてください。