西宮市貝類館へ世界中の珍しい貝を見に行こう

兵庫県西宮市の西宮浜にある西宮市貝類館へ行ってきました。

世界中から蒐集された様々な貝が展示されており、子供から大人まで珍しい貝に目を奪われる、そんな展示館でした。

現存する貝だけではなく、太古の貝の化石なども展示されており、ここに来れば貝のほぼ全てを知ることが出来るのではないかと思います。

巨大な展示館ではないですが、西宮に来られた際には是非立ち寄ってみて下さい。

私自身、関西に住んでおりますが「貝類館ってネットで見るけど楽しいの?」という疑問があったのですが、貝について深く知ることができるとても楽しい場所でした。お子さんも見たこともない貝が多くて、はしゃいでしまうこと間違いなしです!

館内に紹介がありましたが、あの有名な「さかなくん」が来館されたこともあるとのことです。


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西宮市貝類館について

まずは、西宮市貝類館のアクセス方法と入館料などを紹介しておきます。

アクセス方法

西宮市貝類館は、西宮市の南に位置する西宮浜にあります。

阪神高速の西宮出口または国道43号線から西宮浜方面に向かってくると、ヨットハーバーの北側にあります。

住所: 兵庫県西宮市西宮浜4-13-4

休館日: 毎週水曜日と年末年始

入館料と駐車場

入場料は大人 (高校生以上) が200円、小・中学生が100円です。

JAFとも提携しているので、JAFカードがあると大人が160円に割引されます。

通常の入館料もお安いのですが、更にお安くなるので、JAFカードを持っている方は必ず持っていきましょう!

駐車場は、貝類館の南側に無料駐車場が3台分あります。しかし、この駐車スペースは小型と中型車専用の大きさで、ミニバンやワゴン車は多分は入れません。

もし、ワゴン車で行かれる方は無料駐車場は利用せず、ヨットハーバーの有料駐車場を利用してください。(車が傷付くよりは有料駐車場を使った方がマシです!)

貝類館の内部写真

西宮貝類館の貝の展示について

日本の貝の多くが展示

アサリ、シジミ、牡蠣など、一般的に知られている国内の貝はもちろんですが、日本は南北に長い島国なのでその地域に生息している固有の貝もあります。

そのような様々な貝たちがずらりと展示されえており、日本に住んでいながら見たことが無いような貝もあります。

アサリの写真

自分が知っている国内の貝は、本当に一部でしかないのだと感じさせられます。

私の子供達に「アサリを探してごらん」というと、多くの貝の中で頑張って探していましたが、結局見つけ出すことが出来ませんでした(笑)。お子さんと行くと、そんな楽しみ方もできます。

世界中の見たことが無い貝も展示

世界の貝の展示コーナーでは、日本には生息していないカラフルで形の綺麗な貝たちを見ることができます。

特に、南国の貝は色とりどりで、熱帯魚にも見劣りしないような美しさがあるように思えます。

熱帯魚の色がカラフルなのは、サンゴ礁の中でも自分の存在をきちんと主張するためであると聞いたことがあります。

南の島の貝たちもその理由で鮮やかな色をしているのだと思いますが、もし御存じの方がいたらコメントください。

世界中の貝の展示

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西宮貝類館の生体展示について

貝類館では、貝の標本が展示されているだけでなく、生きた生物も展示されております。もちろんほとんどが「貝」にまつわる生物です。

以下で、展示されている生物の一部を御紹介します。

ヤドカリ・ドンコ

河口に住む生物の展示で、ヤドカリやカニの展示がされています。

ヤドカリは普段海に行けないご家族からすると、展示されているとありがたい生物なんですよね。子供って、保育園や幼稚園の図鑑でヤドカリを覚えてきたり、教育のテレビ番組でもよく見れるので、現物を見れるとはしゃぐものです。

大きなカタツムリ(カタツムリウム)

子供にも大人気のカタツムリですが、貝類館では「カタツムリウム」という名前で数種類のカタツムリを飼育されています。

カタツムリウム

カタツムリって、図鑑では見たことがあるのですが、梅雨の時期であっても都会では目にすることがほとんどないですよね。田舎に行くとアジサイの葉の上にいたりしますが、私の住む地域でも見たことがありません。

この写真はクチベニマイマイという名前のカタツムリで、殻の一部に赤いルージュ色の模様があります。西宮市の山で採取されたものということですので、実はすぐ近くの山の中でも見られる生物なんですね。

クチベニマイマイ

次の写真はクロマイマイと言って、殻が真っ黒です。鹿児島県からやってきたカタツムリということですが、山の中で出会ったら確実に触りたくないような色でした。

クロマイマイ

クリオネの展示

皆さん、クリオネって貝類だと御存じでしたか!?

私は恥ずかしながら知りませんでした。

「ハダカカメガイ」という貝の仲間なのです。

貝殻は退化してしまい存在しないのですが巻貝の一種。透明な体で海の中を泳ぐ姿から「海の妖精」や「流氷の天使」と呼ばれています。

西宮市貝類館でもクリオネの展示をしており、普段見ることが出来ない生物を見ることができます。

「来館プレゼント」や「貝探し」も嬉しいサービス

西宮市貝類館は入館料がとてもお安いのですが、嬉しいプレゼントをいただくことができます。

来館記念として、10種類の美しい貝の中から、一つ小さなものをいただくことができます。一人一ついただくことができ、しっかりと名前も記載してくれてあるので良い来館記念になります。

セブ島の美しい貝など、美しい貝ばかりなので、選ぶのに困りました。

来館記念プレゼント

また、館内に「貝探し」というコーナーがあり、貝を掘り探すコーナーがあります。とても小さく美しい貝が埋まっているのですが、無料で一人10個も持ち帰らせてくれるんです!

子供は大はしゃぎで綺麗な貝を探していました。


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この記事の最後に

この記事では西宮市にある貝類館を御紹介させていただきました。

正直なところ「貝類館ってどんなところなの?」という疑問があり、行く機会を作っていなかったのですが、もっと早く行けば良かったと思いました。

「貝を見て子供が喜ぶかな?」という心配ごともあったのですが、変えるタイミングになると子供が「まだ見る」と楽しんでいたので、結果的には満足してもらえたんだと思います。

大人にとっても見たことが無い貝をみることが出来ますし、貝についての「勉強」をすることが出来る場でもあるので、西宮に行かれた際には是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?