養父市の「あゆ公園」で鮎と虹鱒のつかみ取り!

養父市は兵庫県の北に位置する自然豊かな町で、綺麗な清流に緑豊かな山々が多くあり、アウトドアを楽しむのにはもってこいの場所です。神戸や大阪から養父市へキャンプ等を楽しみに行ったことがある方も多いのではないでしょうか?

また、養父市の東側には城下町で有名な出石、北側には城崎温泉が有名な豊岡市があり、養父市だけではなく周辺の観光スポットに行くのにも便利なところです。

養父市で子供と一緒に遊ぶ施設として有名な「あゆ公園」は、自然の中で渓流魚の虹鱒・鮎のつかみ取りや釣り堀りが楽しむことができ、小さなお子さんのいる御家族にとっては嬉しい施設です。

2020年9月に、兵庫北部へ旅行に行く機会があり、子供を連れて「あゆ公園」を楽しんできました。少しの空き時間で立ち寄った場所なのですが、滞在時間1時間30分でも十分に楽しめる施設でしたので、その詳細を御紹介したいと思います。また、あゆ公園のその他の周辺情報も載せておきます。


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あゆ公園へのアクセスと連休中の混雑具合

あゆ公園は養父市の市街地の南西の大屋町にある公園なります。地図は下のGoogleマップの通りです。

あゆ公園へのアクセスは、基本的に車となります。

北近畿豊岡自動車道の養父ICを下りて、県道6号線を西へ進むとあゆ公園があります。

大都市圏からの所要時間としては、神戸からは約2時間30分、大阪からは3時間程度はかかりますので、城崎温泉などに旅行・宿泊した時などに訪れる施設かと思います。

連休中の混雑具合ですが、つかみ取りの方が人気は高いので、順番待ちになることがあります。1組30分の制限時間があるので、比較的スムーズに案内はしてもらえると思いますが、待つのが嫌な方は朝の早い時間に訪れる方が良いかと思います。

釣り堀りは、下でも記載しますが、あっという間に釣り上げられるので、そこまで混雑していません。

私が訪れたのは2020年9月のシルバーウィークですが、一番混雑していた場所は塩焼きを行うBBQスポットでした。皆さんがゲットした魚を焼くのに時間を要するので、炭火焼きの場所が一番混雑していた印象です。

あゆ公園で楽しめる内容と料金

あゆ公園で楽しめることは基本的に「鮎・虹鱒のつかみ取り」と「虹鱒の釣り堀り」の2つです。それぞれ、料金を含めてお得感があるかないか?と言う点も私の個人的な意見と共に記載しておきますね。

あゆ公園ではBBQも楽しめますが、ここでは鮎のつかみ取りと虹鱒釣りのみを紹介しておきます。

① 鮎と虹鱒のつかみ取り

鮎と虹鱒のつかみ取りは、近くを流れる大屋川ではなく、公園内を流れている小川で行うものになります。

約2m×2mの大きさに仕切られた場所に魚を放ち、川の中を逃げる魚を素手でつかみ取りします。つかみ取りする魚は、必要な数を事前に購入し、それをスタッフさんが放流してくれるというスタイルです。

つかみ取りする魚は季節ごとに変わります。5月上旬から7月中旬までの間は虹鱒 (1匹500円) 、7月中旬から9月上旬までが鮎 (1匹600円)、そして9月中旬からシーズンオフまでが再び虹鱒のつかみ取りとなります。

鮎のつかみ取りを目的に行っても、季節によっては虹鱒のつかみ取りになってしまうので、事前に開催されているつかみ取りの魚をホームページで確認しておきましょう!あゆ公園のホームページではタイムリーに最新の情報をUPしてくれています。

つかみ取りできる鮎の大きさは、成魚と言える大きさで比較的大きな鮎を準備してくれています。同じような施設が多くありますが、施設によっては少し小さな鮎が使われている所もあります。あゆ公園のあゆの大きさは1匹600円という料金に値するような大きさだと思います。

つかみ取りの時間は1組30分程度で区切られており、お子さんが捕まえられなかったら御家族の誰かが助け、それでも捕まえられなかったら最後は魚とり網で一網打尽に捕まえます(笑)

魚は全てその場で塩焼きにして食べることができます。コンロと炭および竹串の利用料として1匹当たり200円の追加料金です。個人的には、この200円はちょっと高すぎると思いますね…。魚の料金 (600円) に塩焼き代は含まれていても良いような気がします。

② 虹鱒の釣り堀

虹鱒の釣り堀は4月中旬から5月下旬までの約1カ月の間と、9月中旬から11月初旬までの約2カ月の間楽しめます。

注意すべきは、10月初旬以降は釣り堀の開催は土日祝日のみになる点です。10月初旬以降は平日に行っても釣り堀りを体験できませんので御注意ください。

つかみ取り開催期間および釣り堀り開催期間ともにホームページで事前に確認しておいてください。

釣り堀については、竿・網・餌のレンタル、そして虹鱒4匹分で2,200円の料金となります。5匹目以降は1匹当たり500円の追加料金です。

釣り堀は自然の川の中で行うのではなく、直径10m程度の生簀の中での釣りになります。

この釣り堀が本当に簡単に釣れてしまいます…虹鱒と聞くと釣るのが大変そうなイメージがありますが、釣り堀なので誰がやっても10分程度で4匹連れてしまいます。少し長くお子さんを楽しませたければ、つかみ取りの方がお勧めかもしれません。

私の子供も10分程度で4匹釣って、あっという間に釣りを楽しむ時間が終わってしまいました…。

虹鱒のサイズは約25cm程度で小さすぎることもなく大きすぎることもなく、食べるのにもちょうどいいサイズのものでした。1匹500円程度と考えると妥当な感じのする料金設定な気もします。

釣った魚はつかみ取りと同様に1匹200円で塩焼きにして食べることができます。この200円は上述の通り、ちょっと価格が高すぎますね…。

③ ゲットした魚の塩焼き

つかみ取りと釣り堀でゲットした魚は、竹串に刺して炭火焼きにして、美味しくいただきました。

炭がセットされたコンロが常時準備されており、そこで自由に焼くことができます。基本的にセルフサービスで自分で焼くことになるのですが、炭火焼きの川魚って少し焼くのにコツが要ります。その点は下で詳しく書きたいと思います。


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魚の塩焼きを上手に焼く方法について

実は私、高校生の時にアルバイトでヤマメの釣り堀りで働いていたことがあります。そこで、週末には一日200匹以上のヤマメをさばき、炭火で塩焼きにしていました。

つまり、川魚の塩焼きが得意分野です。炭火を使った川魚の塩焼きを美味しく焼くコツを御紹介します。あゆ公園で実際に塩焼きを行う時に、その場で使える方法なのでぜひ試してみて下さい。

あゆ公園では、塩焼きを行うために、炭の入ったコンロが並んでいるのですが、必ず火が落ちついているコンロを選んでください。炭を入れたばかりのコンロは火があっという間に強くなります。火が強いと魚の表面だけが焦げてしまい、内側が水っぽい状態で焼き上がるため、美味しさが半減します。

釣り上げたばかりの川魚を焼く時の基本は、適度に水分を飛ばして、うまみを閉じ込めるような焼き方をしなければなりません。せっかくお金を払って楽しむアウトドアなので、少しでも美味しく食べたいですからね。下の写真の様に、少し白みがかって、火の勢いが安定した炭のコンロが狙い目です。

そして、じっくりと時間をかけて焼いていきます。約15分から20分くらいの時間をかけても良いくらいです。

私の周りでは、炭火が立ち上がったコンロで表面が焦げた魚を食べている御家族が多くいらっしゃいましたが、ちょっと残念な感じがします。

魚を回転させながら、上の写真の黄色の矢印で示す水分が少なくなったら焼き上がりのサインです。炭火は遠赤外線による加熱効果もあるので、強い火を必要としません。

焼き上がりの写真が次の通りです。焦げている場所が無く、ほんのり茶色になった焼き上がりです。焼き加減が足りないと思う方も多いかと思いますが、しっかりと中まで火が通り、水分がしっかりと抜けてうまみが凝縮した状態です。

川魚の炭火焼きは、表面を焦がすことなく綺麗な状態で焼き上げることが基本なので、皆さんも弱火でじっくり焼くと言う方法を実践してみて下さい。表面が焦げて中の水分が抜けていない場合と、時間をかけて焼いた場合では味が全く違います。水分が多く残った川魚の塩焼きは、あまり美味しいとは言えません。

あゆ公園周辺でのその他のお勧め情報

ここからは、あゆ公園の周辺でのその他のお勧め情報について紹介していきたいと思います。あゆ公園から車で1時間以内で行ける場所なので、1日で回れる場所となります。

あゆ公園前の大屋川での遊泳について

あゆ公園の前には清流の大屋川が流れています。

この場所は、遊泳も可能なのですが、少し深い場所が多く流れも少しあるため、小学校高学年以上のお子さん向けの遊泳場所です。

小さなお子さんは岸辺では遊べるかと思いますが、大屋川の本流に近づくことはできないので、必ず保護者の皆様の目の届く範囲で遊ばせるようにして下さい。

城下町「出石」までは約1時間です

私があゆ公園に訪れた時、同日の午前中に出石を堪能してきました。

出石と言えば城下町で「皿蕎麦」を楽しめる場所ですよね!

勿論、皿蕎麦を家族で堪能してきました。とても市役所の近くにある「玄」というお店でいただいたのですが、とても美味しいお蕎麦で、小学2年生の娘は10皿以上食べていました…大人と同じ量です(笑)

また、出石には出石城跡もあり、高台から出石の綺麗な街並みを楽しむことができます。出石にある全ての観光施設を回ると1日かかりますが、主要な場所だけを楽しめば、半日で十分楽しめるので、あゆ公園を訪れる同じ日に出石を訪れることも十分に可能でした。

ちなみに、出石からあゆ公園までは車で約1時間弱です。

帰りに天然温泉「天女の湯」で汗を流して帰るのもお勧め

夏の暑い日、あゆ公園で遊んだ後にそのまま家に帰るのは嫌だ…

そんな方にお勧めなのが天然温泉の「天女の湯」です。あゆ公園から車で約30分の所にある温泉施設です。

都会の温浴施設では無いので、連休中でもそこまで混雑することは無いです。私もあゆ公園の帰りに立ち寄って、温泉を満喫して帰りました。

Googleマップの地図を下に載せておきます。


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この記事の最後に

この記事では、兵庫県養父市にある「あゆ公園」での渓流魚のつかみ取り・釣り堀りを紹介させていただきました。

捕まえた魚はその場で炭火焼きにして食べることができるため、手ぶらで訪れても十分に自然を満喫できる施設です。所要時間も約1時間半で十分楽しめるので、どこか別の観光施設を訪れる隙間の時間に訪れることもできます。

兵庫県の北部に旅行に来られた際には、是非あゆ公園に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

養父市の北にある豊岡には、コウノトリの郷公園もあり、日本の地に復活したコウノトリたちを見ることもできますよ。