【有馬ます池】家族で楽しむ神戸のニジマス釣り

大阪・神戸・京都の関西の大都市圏で生活していると、住むことに関してはとても便利な所だと感じるのですが、子供と自然を楽しむという観点では少し自然と疎遠になってしまいがちだと感じます。

そのため、週末に子供を自然の中に連れ出したいと思って、通勤電車の中で自然を楽しめる施設や渓流などを必死で探していたりします(笑)。

そんな前置きはこのくらいにしておいて、2020年10月に神戸の有馬温泉に遊びに行った時、「有馬ます池」に立ち寄りニジマス釣りを楽しんできました、

関西に住んでいると、渓流魚の釣りができる場所が限られているので、例え釣り堀だとしても、家族連れにとってはとても嬉しい施設です。

ニジマス釣りと料理を食べる時間を含めて、1時間半から2時間の滞在でも十分楽しめる釣り堀でした。その詳細を御紹介したいと思います。


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有馬ます池について

まず最初に、有馬ます池の場所やアクセス方法、また各種料金について御紹介しておきます。

この情報は20202年10月のものになります。コロナウィルスの影響で、営業の内容が変更になる場合がありますので、お出かけの前に有馬ます池のHPで営業内容を御確認下さい。

アクセス方法と駐車場

有馬ます池は、有馬温泉街の南側に位置しており、六甲有馬ロープウェイの有馬温泉駅のすぐ近くになります。

有馬温泉から見て、六甲山方面に進んでいくと到着します。看板も立てられているので迷うことは無いと思います。

有馬温泉からは徒歩でも10分程度で行くことができますし、駐車場も完備されているので車で行くことも可能です。駐車場の料金は600円/日です。

大阪市内および神戸方面からは、阪神高速の7号神戸線の「有馬口」出口を利用するとアクセスしやすいです。神戸からは約30分、大阪からは約1時間程度です。

各種料金の詳細

ニジマス釣りの料金ですが、釣り竿、餌、ニジマス3匹のセット料金で1,400円とでした。

また、4匹以上釣った場合には1匹当たり280円でお買い上げと言うシステムで、唐揚げや塩焼きの料理料金も含まれています。ただし、2020年10月の時点ではコロナウイルスの影響もあって、料理は唐揚げのみになっていました。

例えば、1家族で1本の釣り竿を借りた場合には、基本料金の1,400円と4匹目以降のニジマスの料金が必要になります。また、2本の竿を借りた場合には、基本料金の2,800円と7匹目以降のニジマスが追加料金がかかるというシステムです。

この料金が高いか安いか…と言われると、少し迷うところがありますが、妥当な値段だと思います。私は学生時代にヤマメ釣りの釣り堀でアルバイトをしていましたが、静岡県でも同じような料金でしたので、特段に高いとは思いませんでした。

入園料金自体は無料になっています。釣りをせずに下で紹介する「チョウザメ池」や「鱒ます恋こい神社」の見学をするだけであれば無料で入園できます。

誰でも気軽に楽しめるニジマス釣り

有馬ます池でのニジマス釣りのコツ

有馬ます池のニジマスは、体長が約15cmから20cm程度のニジマスの子供になります。

また、ニジマスは食いつきがかなり良く、餌の付いた針を池に落とすと、その瞬間に食いついてきます。ただし、ニジマスの方も頭が良く、餌と針を区別できるようで、あっという間に餌だけを取っていくという状況でした。

うちの子供もそうでしたが、小さなお子さんが釣り糸を池に適当に垂らしていても、なかなかうまく釣れない場合が多いです。釣りを開始して直ぐの時は、本当に苦戦しました…全然針にかかりません…。

釣り糸にウキが付いているのですが、ウキが機能する以前に餌だけが無くなっていく状況…

有馬ます池で上手に釣るポイントは、ウキを頼りにせず、沈んでいく餌をじっと見つめて、餌に食いついた瞬間に合わせるという方法です。この方法にすると、あっという間にニジマスが釣れます。釣り堀の水はかなり澄んでいるので、餌が落ちていく様子は見て分かるので、それほど難しいものではないと思います。

下の写真に池の写真を載せておきますが、ニジマス自体は数が相当いるので、釣れないことは絶対に無いです。御安心下さい。

釣りをする上での注意事項

有馬ます池だけではなく、他の渓流魚の釣り堀もそうですが、渓流魚は一度釣られると一気に弱っていき命を落とす可能性が非常に高いです。

特に地面に落ちてしまった魚は、外傷と陸に上がってしまったショックで短時間で命を落としてしまいます。

釣れた魚は池に再放流することは止めましょう!

また、もう一つの注意点は、魚が針を飲み込んでしまったら必ず係の方に除去してもらってください。釣った後に料理してもらえますが、魚が針を飲んだまま料理が進むと食べる時にも危険です。


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ニジマスは釣りたてを料理してもらえる

釣り上げたニジマスは、その場で釣りたてを調理してもらえます。

以前は塩焼きと唐揚げのどちらかを選べたそうですが、2020年10月時点ではコロナウィルスの影響で料理方法は唐揚げのみとなっていました。

川魚は臭いが気になるという方もいらっしゃるかと思いますが、唐揚げにすると臭みは全くありません。

また、ニジマスのサイズもそれほど大きくは無いので、魚の身自体も臭みがなくとても美味しくいただけます。

小学2年生の娘と幼稚園の息子は3匹ずつ食べても「まだ食べれる」と言うくらい美味しいです。もし小学生のお子さんと行かれるときには、1人当たり3匹から4匹くらいのニジマスを釣ると丁度良い食べ応えになると思いますよ。

ニジマス釣りと料理を楽しむ時間を含めて、約1時間半あれば十分に楽しめると思いますので、どこかに寄るついでに気軽に立ち寄れる施設だと思います。

ニジマス釣り以外に楽しめるポイント

大きなチョウザメの泳ぐ池

チョウザメって、なかなか見る機会が無いですよね。水族館にでも行かない限りは見れない魚だと思います。

有馬ます池では、大きな生簀の中で「ベステルチョウザメ」という種類のチョウザメを飼育されています。

大きさは目視で確認して1m以上はあるような魚体です。日本の寒冷地でも住むことができる特徴を持つため、山間部などでも飼育が可能であると言ことです。

小さなお子さんの大好きな鯉の餌やり

お子さんが大好きな鯉の餌やり、有馬ます池でもできますよ。

餌は2袋で100円です。錦鯉や真鯉が泳ぐ池で餌やりができます。

どの恋も60cm以上張るような巨体なので、餌を食べる姿は少し怖いですが…

縁結びの「鱒ます恋こい神社」

「鱒ます恋こい神社」の読み方は「ますますこいこいじんじゃ」です。

有馬ます池の中に、恋愛成就の御利益を授ける神社として平成24年に建てられた神社とのことです。

4月には春のお祭り、11月には縁結び祈願祭を開催されているとのこと。また、祈願祭の後には、ご祭神の神徳を分け与えられたニジマスを池に放流するとのことです。

餌やりができる鯉は「恋」を意味し、ニジマスは学名が「Oncorhynchus mykiss」となりキスという単語が学名に含まれています。有馬ます池を泳ぐ魚たちは、恋愛に関係するものばかりです。

実際に恋愛成就の御利益がどのくらいあるのかは疑問符がありますが、カップルでニジマス釣りを楽しまれている方々も多くいらっしゃったので、きっと何か良い御利益があるんだと思います。


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この記事の終わりに

この記事では、神戸の有馬温泉街にある「有馬ます池」を紹介させていただきました。

都市部に住んでいると、清流に住む魚を釣る機会はほとんどないと思います。

有馬ます池は、大阪や神戸からも短時間でアクセスでき、ニジマス釣りを楽しめるスポットです。誰でも気軽に簡単にニジマス釣りを楽しむことができますので、有馬温泉の近くに来られた際には是非立ち寄ってみて下さい。

所要時間も1時間半程度あれば十分に楽しめますので、どこか別の場所に行ったついでに立ち寄ることも可能です。