夏の芦屋浜・西宮浜は小チヌだらけ!エビ撒き釣りで数釣りが楽しめる!

ジメジメとした湿気と高い気温に悩まされる夏…

外に出るのが嫌になりますが、海の魚達は最も活性の高い時期を迎えます。

初春までの低水温の海が嘘だったかのように魚達が高活性になり、比較的簡単に魚を釣ることが出来る … それが夏の釣りシーズン!

暑さに負けず、釣りに出掛けたくなる … そんな季節でもありますね。

そんな暑い夏が本格化する7月初旬、釣り友達から「今年も芦屋浜で小チヌの数釣りが楽しめるようになったで!」という情報が飛び込んできました。

そうなんです、夏の大阪湾は小チヌが大量に湧いてくるのが恒例行事なんですよね。

フィッシングマックスさんのHPを確認してみても、確かに子チヌが釣れている情報が上がっています。

そんな情報が入ると、居ても立っても居られず、芦屋浜の北側水道にエビ撒き釣りに行ってきました!

実際に釣りをしてみると、確かに毎投のようにアタリがあり、とても忙しいく楽しい実釣を楽しむことができました。

この記事では、夏の芦屋浜で楽しめる小チヌの数釣りを紹介したいと思います。


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実釣した芦屋浜のポイント -宮川河口-

今回実釣したポイントは、芦屋浜の北側水道にある宮川の河口になります。

釣行当日は芦屋浜の護岸工事が行われている最中でしたので、宮川の河口付近での実釣となりました。

下のGoogle Mapに示すポイントです。

駐車場は宮川河口の少し北側にコインパーキングがあります。周辺は駐車禁止です。

ただし、公衆トイレが近くに無いので、家族連れにはちょっと不向きなポイントですね。

(トイレを我慢出来れば問題無し!)

釣行は2022年7月17日12:00~16:00の4時間勝負です。

潮は満潮から干潮に向かう下げ潮。

今回のポイントに選んだ宮川の河口付近ですが、カヌーの練習場として使われている場所でもあり、休日はカヌー競技の練習をする方が多くおられます。そのため、トラブルにならないように注意が必要です。

また、河口ということで、真水が入ってくるポイントとなります。ウキの浮力が少し変化しやすく、慢性的に二枚潮になっていることも覚えておくべき事かと思います。

棒ウキの方が二枚潮に強いので、仕掛けの操作が少し楽になりますよ。

使用した仕掛けについて -エビ撒き釣りの仕掛け-

芦屋浜の北側水道ですが、足元から10m程度の範囲であれば、約2ヒロ~2.5ヒロ程度の水深です。

また、夏の釣行ということで、チヌやハネは基本的に中層~底付近で浮いていると考えて問題は無いかと思います。

そのため、ハリスは1ヒロ、ウキ下は1.5ヒロ~2ヒロくらいが基本の仕掛けとなるかと思います。

実際に今回の釣行でも、干満による潮位に合わせて、ウキ下は1.5ヒロ~2ヒロとしました。

ウキは5Bの棒ウキで、ハリスと道糸の直結部に5Bのガン玉、ハリスの中間点にG4のガン玉を一つ打っています。

針はグレ針の5号を使用、ハリスは1.75号です。


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開始早々に巨大魚にラインブレークされる…。

さて、12:00に実釣開始です!

色々と家庭事情があり、12:00という一番気温が高い時間帯に釣りスタートです…。

釣り開始と同時にシラサエビをしっかり撒いてポイント作りを行います。

その後、釣り開始から3投目 … 気持ちよくウキが海中に引きずり込まれるアタリ!

即座に合わせると、かなりの重量感のある魚がヒット!

引き寄せても直ぐにラインを出されてしまい、全く魚が近くに寄ってこない…

そんな状態で2分ほどやり取りをしても全く姿が見えない…

かなりの大物を期待しました。

ようやくウキが近くまで寄ってきて、姿が見れるところまで来ると…

何と … 痛恨のラインブレーク … バラシ。

ショッキングでした … 。

水面付近まで引き寄せてもエラアライをしなかったこと、そして首を振るような抵抗を何度も見せたことから、良型のチヌまたはキビレだと思われます。

個人的な推定ですが、45cm~50cmクラスであることは間違いないと思います。

ハリスの中間点で切れていたので、根に引っかかってしまったようです。

逃がした魚はデカかった … 。

後ろで見守ってくれていた老夫婦からも「あぁ~、残念!でかかったねぇ!」と声を掛けられました。

釣っても釣っても小チヌだらけ!数釣りが楽しい

良型のバラシにショックを受けながらも釣りを続行します。

夏の芦屋浜は噂通りで、撒いたエビがしっかり効いてくると、アタリが連発します。

ほぼ毎投の様に何かしら魚が餌を触ってくる状態です。

良型の魚をばらした直後ですが、直ぐに小チヌをヒット!

下の写真ですが、20cmの小チヌです。

塩焼きにしたら美味しそうなチヌですが、今回は全てリリースしていきました。

その後もアタリが連発して、小チヌの釣果が止まりません … 。

こちらは20cmにも満たないマイクロサイズの小チヌちゃん。

少し手ごたえのある引きが混じったとしても25cmクラスの小チヌ (次の写真) 。

もうとめどなく、永遠に小チヌが釣れる状態です。

12時に釣りを開始してから2時間で10匹の小チヌが釣れました … 。

その間、30cmを越えるチヌ・キビレは皆無です … 。

小型のチヌが多すぎて、良型の魚が挿し餌を食べる前に、餌を小チヌに取られてしまう状況と言えます。

数釣りは楽しいですが、もう少しサイズが大きくなってくれると嬉しいですね!

ただ、これだけ魚影が濃いと、誰がやっても簡単に釣れるのだと思います。芦屋浜の夏の小チヌ釣りは、エビ撒き釣り初心者の方にもお勧めしたいです!

アタリが多いと、やっぱり楽しいですよ!


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唯一の良型は34cmのキビレ

釣行の後半戦となる14:00-16:00ですが、少し良い感じに底潮が動き始めました。

流れも緩やかで、撒いているシラサエビと差し餌の同調も容易な状態でした。

ただ、釣れるのは小チヌばかり…。

しかし、「今日は、数釣りを楽しめたので良しとしよう!」と思い始めた15時過ぎ、ウキがモゾモゾと動き始めます。

「どうせ小チヌだろう」と思い、適当に合わせたら意外と手ごたえのある引き!

不意を突かれて魚に主導権を取られましたが、約1分のやり取りの末に上がってきたのは34cmのキビレ!

それほど大きなキビレでは無いですが、夏の高活性の時期は引きが強いですね!

34cmですが、40cmクラスと同じくらいの引きを楽しませてくれました。

最終的な釣果としては、4時間の釣行で小チヌが約20匹、34cmのキビレが1匹として納竿となりました。

チヌのサイズは小さいですが、エビ撒き釣りでこれだけ多くのアタリを楽しめたので満足のいく釣行となりました。

終わりに -芦屋浜の夏は小チヌの数釣りに最適-

今回は、夏の芦屋浜でのエビ撒き釣りの釣果を紹介させていただきました。

夏の芦屋浜は小チヌが大量に湧いていて、エビ撒き釣りで数釣りが楽しめる時期となります。

小チヌは良型のチヌに比べて好奇心が旺盛で、食い気も非常に高くなります。

誰でも簡単に釣ることができますので、御家族でのファミリーフィッシングにも良いターゲットになるのではないかと思います。

小チヌといえど黒鯛の幼魚になりますので、お子さんも「黒鯛が釣れた!」と喜ばれること間違いなしだと思いますよ。25cm~30cmくらいのチヌは、塩焼きにするととても美味しく食べられます (さすがに20cm以下はリリースしてあげましょう!) 。

また、芦屋浜に限らず、夏は「甲子園浜」や「西宮浜」でも小チヌがたくさん釣れる時期です。

サイズは伸びにくいですが、良型が釣れる可能性も十分にあります。

暑さ対策を忘れずに、芦屋浜・西宮浜・甲子園浜で夏のエビ撒き釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか!?

それでは!