神戸で楽しむザリガニ釣り(芦屋市総合運動公園と平磯公園のビオトープ)

都会に住んでいると、自然の水生生物に触れることが難しいですよね。

田舎育ちの私からすると、自転車ですぐの所に池や川があったので、毎週のように色々な水生生物を捕まえていました。

しかし、公園に併設されたビオトープに足を運ぶと、様々な水生生物を観察したり、草花を楽しむことができます。

そのビオトープでの楽しみと言えば「ザリガニ釣り」ですね!

ザリガニが生息していないビオトープもありますが、ザリガニは多くのビオトープに生息しているので、ザリガニ釣りは気軽に子供と楽しめる遊びです。

この記事では、私の住む関西圏でザリガニ釣りができる場所として、芦屋市総合運動公園のビオトープと平磯公園のビオトープを紹介したいと思います。

実際に私が遊びに行ったことのある公園ですが、ザリガニの数の多さで言えば垂水ビオトープの方が確実にザリガニに出会えると思います。以下で、周辺のお役立ち情報と共に紹介していきたいと思います。

【重要!】2023年6月1日にアメリカザリガニが条件付特定外来生物に指定されました。その規制内容を更新しています。ザリガニ釣りを楽しむ前に内容の御確認をお願い致します。捕獲して持ち帰っても良いですが、再放流は法律で禁止されています。飼育する前にしっかりと考えてから飼育しましょう!


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【重要】アメリカザリガニが2023年6月より「条件付特定外来生物」に指定されました

この記事の本編に入る前に、アメリカザリガニが2023年6月より「条件付特定外来生物」に指定されたことを記載しておきます。

条件付特定外来生物とは、外来生物法に基づき特定外来生物に指定された生物の中で、通常の特定外来生物の規制の一部を、当分の間は適用除外とする(規制の一部がかからない)生物となります。

詳細は環境省のHPでご確認ください ⇒ 環境省「アメリカザリガニの条件付特定外来生物指定」

この条件付外来生物への指定があっても、「捕獲」・「飼育」・「無償譲渡」は可能です。

しかし、この条件付外来生物への指定により、以下の2つの制限が付くこととなりました。

放出の禁止 ⇒ 飼育していたアメリカザリガニを川や池に逃がすことはできません。持ち帰ったザリガニを、捕獲した場所に再放流することが禁止されています!お子さんがむやみに飼育を始めないように、特に注意が必要です。

販売・頒布を目的とした飼養等、販売・頒布・購入、輸入の禁止

この規制がかかっていることを認識したうえで、以下で紹介するザリガニ釣りを楽しんでください。

一度持ち帰ったら、アメリカザリガニが命を終えるまで飼育しなければなりません。

ザリガニ釣りにチャレンジしよう!

ザリガニは、とても簡単な仕掛けで釣ることができます。

私自身、田舎育ちなので、子供の頃にザリガニ釣りで大量のザリガニを釣った経験があります。

ここでは、確実にザリガニをゲットするためのコツもお伝えします。

用意すべるもの

  • 1m位の木の棒 or 小さな釣り竿
  • 釣り糸 2号くらいが丁度いいです (タコ紐でもOKです)
  • エサ スルメや魚の切り身
  • タモ これがあると釣果UP間違いなし
  • 釣るまであきらめない強い心

仕掛けの図

ザリガニ釣りの仕掛けは、仕掛けと言えるほどのものでもありません。

現地で作っても、5分あれば作れます。

下の仕掛けの図に示す通り、ビオトープに落ちている木の棒に糸を結び、その先に餌を結ぶだけです。

現地で竿 (木の棒) が調達できるので、糸、餌、タモだけを持っていけば大丈夫です。

ザリガニ釣りの写真

上手な釣り方を伝授

まず最初に、ザリガニを探しましょう。餌を適当に放り込んでも釣れません。

ザリガニを発見したら、その目の前にそっと餌を落とし込みます。

ザリガニは食欲旺盛なので、餌を見つけた瞬間に突進してきてでハサミで餌を挟んで食べてきます。

ザリガニが餌をつかんだら、そっと持ち上げて、持ち上がったところを用意した網ですくいあげます。

網ですくいあげることで、確実に釣り上げることができます。網が無いと、ザリガニが途中で落ちてしまい逃げてしまいます。

釣り上げられたザリガニの写真

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神戸のザリガニ釣りスポットと近隣情報

ここからは、実際にザリガニ釣りができる神戸のスポットを紹介していきたいと思います。

実際に私が足を運び、実際にザリガニ釣りをしてみまたスポットになります。

芦屋市総合運動公園と垂水の平磯公園の中にあるビオトープです。

芦屋市総合運動公園のビオトープ

芦屋市の南芦屋浜にある芦屋市総合運動公園の中にあるビオトープです。

友人とのBBQのために芦屋市総合運動公園を訪れ、その時に、ビオトープで子供とザリガニ釣りを楽しみました。ザリガニを釣る場所は、足場もしっかりしており小さなお子さんでも安心です!

所在地

〒659-0034 陽光町1番1号(総合公園内)

駐車場も完備されていますが、行楽シーズンは順番待ちが出来ることが多々あるので、朝は早めに来る方が良いです。ザリガニも昼間よりも朝の方が釣れやすいです。

ビオトープについて

遊具のある広場の奥に、ビオトープがあります。

看板も出ているので、迷うことはありませんし、子供たちが集まっている場所でもあるのですぐに見つけられると思います。

ビオトープを楽しむための足場も作られており、柵もあるので小さなお子さんでもビオトープの中をしっかり観察することができます。

芦屋市総合運動公園のビオトープ

水生植物のメインは葦で、5月になると、上の写真にあるように結構茂ってきます。ただし、ビオトープやザリガニ釣りを楽しむ場所は葦が少ないので、ご安心ください。

ビオトープの中の生物としては、メダカがかなり多く泳いでいます。また、ヌマエビもあちこちに見られました。芦屋市運動公園は人気の公園なので、みんながザリガニを釣って持って帰るためか、少しザリガニの数が少ないように思えました。

実際にザリガニ釣りにチャレンジしましたが、30分で何とか1匹をゲットしました!ボウズになら無くて良かったです。子供からの信頼は保ちました。

芦屋市総合運動公園内で楽しめること

公園内は充実した遊具がありますし、南芦屋浜の砂浜もあるため、ビオトープ以外も楽しめます。1日遊ぶことができる大きな公園でした。

予約すればBBQの施設も使用することができます。

南芦屋浜は釣り人にも有名なスポットで、護岸がされているため、至る所で釣りを楽しむことができます。

公園の管理施設の周りには、薔薇園や季節の花が植えられているので、特にGW前後や秋のシーズンには咲き誇る薔薇を楽しむこともできます。

あた、同じ南芦屋浜の中央付近に「親水中央公園」があり、規模の大きなビオトープを楽しむことができます。

周辺のお役立ち情報

芦屋浜は神戸と西宮市の中央に位置し、高速道路からもアクセスできるため、芦屋市だけでなく周辺の地域からも多くの方が遊びに来られています。

芦屋浜には温浴施設やレストランもありますし、芦屋市内に足を運ぶと、有名な洋菓子店や人気のパン屋さんが多数存在します。

ビオトープ・公園で遊んだ後に、大人の楽しみである買い物をしたり、夕方であれば家族で温泉に入って帰ることもできます。

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垂水ビオトープ (平磯ビオトープ)

垂水ビオトープは、平磯の公園内に併設されたビオトープです。

誰でも自由に出入りして楽しむことができます。上で紹介した芦屋市総合運動公園よりもザリガニの数が確実に多いので、絶対にザリガニを釣りたいのであれば垂水ビオトープの方がお勧めです (2020年3月の確認情報です) 。

所在地

〒655-0892 兵庫県神戸市垂水区平磯1丁目2−5

駐車場は平磯釣り公園やテニスコートに併設されている大型駐車場があります。

垂水駅からであれば、徒歩で20分ほどで到着します。

ビオトープ

ビオトープは長さ50mくらいあり、かなり大きなビオトープになっています。

水深は深い所でも30cmくらいですので、底まで生物を確認することができます。

垂水ビオトープの写真

あた、水生植物は周囲に少し葦が生えている程度ですし、藻も少ないので生物を観察しやすいビオトープです。

フナ、ザリガニ、ヌマエビ、オタマジャクシ (ウシガエル) がメインで生息していました。特にオタマジャクシはウシガエルのオタマジャクシなので、普段見るオタマジャクシの大きさとは比ではないです。

私は子供の頃からウシガエルのオタマジャクシに馴染みがありますが、初めて見る方は驚かれると思います。

ザリガニはかなりの数が生息していて、看板に「ザリガニは持って帰りましょう!」とあったので、ビオトープの管理としてザリガニが増えすぎて困っているのだと伺えます。

子供とザリガニ釣りをしましたが、あっという間にバケツに一杯のザリガニをゲットしました。

垂水ビオトープで釣ったザリガニ

公園内で楽しめること

公園内にはビオトープ以外に、平磯海釣り公園や遊具の広場、テニスコート、フットサルコートが併設されております。

平磯海釣り公園は、大物の実績が多数ある有名な釣り公園で、家族連れから本格的な釣りまで、年間を通じて楽しむことができます。

芝生広場もあるので、小さなお子さんが駆け回るのにも最適な公園です。

公園の海岸沿いからは淡路島や紀伊半島の景色も楽しめます。

周辺のお役立ち情報

平磯公園のある垂水区は、垂水アウトレットパークも近くにあるため、子供の遊びだけでなく大人も楽しむことができます。

また、垂水ビオトープの近くには日本一の橋である「明石海峡大橋」もあり、日本が世界に誇る建築技術を目の当たりにすることができます。垂水ビオトープに行った帰りに夜景を見に行ったのですが感動しましたね。夜は下の写真の様に、虹の橋になります。神戸側から淡路島を見た時の明石海峡大橋です。

明石海峡大橋のライトアップ写真

芦屋市総合運動公園と平磯ビオトープでは「カダヤシ」にも注意!

この記事の読者の皆様は「カダヤシ」という魚を御存じですか?

メダカにそっくりな小さな魚なのですが、本記事で紹介しているビオトープにも生息している外来生物になります。

このカダヤシと言う魚は、その繁殖力の強さと環境適応能力の高さによって分布範囲をどんどん広めており、現在では日本の外来生物法にリストアップされており、販売や移動が規制されている生物になります。

そのため、ビオトープで捕まえた場合でも、家に持ち帰らないようにしてください。家に持ち帰るという行為は外来生物法に規制のある「移動」にあたるため、違法行為となります。

カダヤシはメダカにそっくりでとても可愛らしい魚なのですが、とても繁殖力が強いので一般家庭での飼育した場合にどんどん増えてしまいます。そのため、放流してしまう御家庭が多く、国内の河川や池に大量に繁殖するようになりました。

これ以上、日本の生態系を壊さないためにも、外来生物の知識を身に付けて、法律で決められたことを守りながらビオトープを楽しみましょう。

特に平磯ビオトープはカダヤシがかなり大量に繁殖していましたので、持ち帰ることの無いように御注意ください。


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この記事の最後に

この記事では、神戸で楽しむことができるザリガニ釣りスポットとして、芦屋市総合運動公園と垂水ビオトープを紹介させていただきました。

ザリガニ釣りは短時間でお子さんでも楽しむことができる遊びですし、ビオトープは水生生物の観察を楽しむことができる良い場所です。

どこかに遊びに行ったついでに、近くのビオトープで遊んでみてはいかがでしょうか?

ザリガニ釣りは子供よりも大人が楽しんでしまうケースが大半で、1時間から2時間くらいは没頭してしまうこと間違いなしです。

【2020/08/29 追記情報】

2020年8月29日(土)に、垂水に行く機会があったので再び平磯のビオトープを訪れました。

ザリガニはこの記事の投稿時と同じかそれ以上の数が生息しており、ザリガニ釣りを楽しむことができました。

しかし、新型コロナウィルスの影響によって、ビオトープの中に足を入れたりすることを避けるように注意書きがありました。行かれる際には、立ち入り禁止の場所には入らないように、注意しながらビオトープを楽しんで下さい。