3月のアジュール舞子でエビ撒き釣り…厳しい釣果に心が折れる…

神戸のファミリーフィッシングで有名な釣り場「アジュール舞子」。

足元から水深が5mあり、回遊魚も回ってくることから、サビキ釣りのポイントとしても有名です。

神戸にお住まいの釣り人であれば、一度は訪れたことがあるポイントではないでしょうか!?

しかし、アジュール舞子で良い釣果が得られるのは温かい季節 (5月~11月末) がメインです。

冬の1月から2月になると「魚はどこに行ってしまったの!?」と言いたくなるような閑散とした海になり、フグやスズメダイを釣ることさえも困難な状況になります。

そして、徐々に気温と海水温が上がり始める3月ですが、そろそろアジュール舞子でも釣果が得られるようになるのでは!?と思える季節となってきます。

しかしながら、アジュール舞子の3月はまだまだ釣りが厳しい状況…。

釣れないことを知りながらも、釣りをしたいという欲求に勝てず、2022年3月にアジュール舞子でエビ撒き釣りをしてきました。

噂通りの厳しい釣果だったのですが、一つの情報としてブログ記事にまとめておきたいと思います。

最初に記載しておきますが、本記事で紹介する3月のアジュール舞子の釣りでは良い釣果が得られていません。そのため、本記事に記載の情報は、あくまでも参考としてお考え下さい。


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3月のアジュール舞子でエビ撒き釣りで狙う魚種

3月のアジュール舞子で狙える魚種ですが、やはり本命はメバル!

「春告魚」として知られるメバルは、3月上旬から防波堤でも釣果が上がるようになります。

メバルは夜釣りが好ましいですが、底付近を狙えば昼間でも釣果は得られます。

そして、その他にはハネ (鱸の幼魚) やチヌですね。

特にチヌは3月から「のっこみ」のシーズンに入ります。アジュール舞子の近くにある垂水一文字などでも良い釣果が出始めるので、アジュール舞子でも少しは期待が出来るのではないかと思います。

また、根魚狙いとしては、アイナメやガシラなどもターゲットになりますね。

アジュール舞子のエビ撒き釣りについて

正直なところ、エビ撒き釣りはアジュール舞子でそれほど多用されている釣法ではありません。

基本的には、ぶっこみ釣り、サビキ釣り、フカセ釣り等がメインの釣法です。

もちろん、エビ撒き釣りをされている方はいますが、年間を通じても確実に少数派だと思います。

しかし、昼間の時間帯にメバルを狙うとなると、青イソメやオキアミを使った釣りは少し弱いです。

また、エビ撒き釣りでは、上記の通りハネやチヌも釣れることがあるため、その期待も踏めてエビ撒き釣りをしてきました。

エビ撒き釣りの仕掛けについて (3月の狙いのタナ)

エビ撒き釣りに使う仕掛けは、基本的なエビ撒き釣りの仕掛けです。

0.8号~1号の棒ウキに、適合の重りを付けて、ハリスが1ヒロ程度。

針は細軸の活きエビ用の6号がお勧めです。メバルの口のサイズに合っているのと、チヌやハネがかかった際にも、何とか強度が持ちこたえてくれる仕様です。

そして、3月のアジュール舞子は水温が12℃~13℃となりますので、狙いのタナは基本的に「底」!

昼間はメバルも底近くに潜んでいるため、底を狙う釣りをしないと釣果が得られません。

アジュール舞子は足元は5m程度の水深ですが、私の経験上、足元にはメバルがほとんどいないので、基本的には竿2本分くらい沖へ投げて釣ります。竿2本分の所で、水深が7m程度です。(実際の水深は、自分の釣り座で測定して確認してくださいね。)

シラサエビは撒く必要がある?

次にシラサエビを撒く必要があるのか?という点です。

アジュール舞子は、明石海峡に近いため非常に潮流が速いです。

下のGoogle Mapに示すように、特にワンドの外側の沖向きの釣り座は、日本有数の潮流の速さを誇る場所になります。

そのため、沖向きで釣りをする時には、流れが緩やかなタイミングでないとエビを撒く意味がありません。

明石海峡は常に潮が動いているので、潮が緩やかになったタイミングでエビ撒きボールを使い、深いタナにシラサエビを撒くようにします。潮が緩やかな時間の方が断然短いので、エビを撒くタイミングがほとんど無いのが現状です。

そのため、シラサエビを撒いて魚を寄せるのであれば、ワンド内の方が確実に有利です。

ワンド内については、比較的潮流が緩やかなのでエビ撒きボールを使えば撒き餌の効果は得られると考えられます。

下で釣行の結果も紹介しますが、3月12日と3月21日ともにワンド内でエビ撒きボールを使ってエビを撒きながら釣りをしています。


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3月のアジュール舞子は釣果が厳しいことを承知の上で釣行へ

冒頭でも記載をしましたが、3月のアジュール舞子は初春と言えど、まだまだ釣果を上げることが非常に厳しい季節です。

気温は15℃~20℃になる日もありますが、水温は12℃~13℃でまだまだ低い状況。

神戸の海水温は海上保安庁海洋情報部のHPで確認ができます。→神戸の海水温

阪神間の釣果と言えば、フィッシングマックスさんの釣果情報が最も有名ですが、その釣果情報でも2022年3月のアジュール舞子の釣果は良い報告がありませんでした。

2022年だけではなく、2021年以前も3月があまり良い釣果がありません。

(実際に釣行前にフィッシングマックスの垂水店さんを訪れて釣果情報を伺いましたが、平磯海釣り公園は釣果がありましたが、アジュール舞子周辺の釣果は良くないとのことでした。)

しかし、釣りが大好きな人は、釣果情報が無くても釣り竿を振るために海に出掛けてしまうものです…。

「もしかしたら釣れるかもしれない!」という期待を胸に…。

さて、以下では実際の釣行の結果を紹介します。

3月12日の釣果紹介

3月12日(土)の昼間に、シラサエビを3杯購入してアジュール舞子のワンドへ向かいました。

釣り座は、下のGoogle Mapに示しますが、ワンドの西側から内向きに仕掛けを投入する場所としました。

天気 … 晴れ

気温 … 18℃

潮 … 長潮

釣行時間 … 11:00-16:00

シラサエビをエビ撒きボールで水深3mの位置に撒きながらのエビ撒き釣りです。

足元の水深が5m程度なので、ちょうど中層から下にシラサエビを撒くような感じになります。

釣り開始から1時間、何の魚も釣れず…アタリが一度も無く過ぎました…。

「やはり3月のアジュール舞子は厳しいのか…」と心が既に折れそうに…。

しかし、1時間半経った時、初めてウキがもぞもぞするアタリが!

しっかりと食い込ませて合わせると、15cmのクサフグ…。

その後も、30分に1匹くらいのペースでクサフグが釣れます。

何というか…シラサエビを撒いても集まってくるのはクサフグだけで、お目当てのメバルやハネなどは全く寄っていない様子です。

(1年前の2021年3月にもアジュール舞子に釣りに来たのですが、その時も同じような釣行であったのを覚えています。)

結局、約5時間の釣行で、クサフグだけを8匹釣って終わりました。

ほぼボウズです!

帰りに周りで釣りをされていた方に話を伺っても、何の魚も釣れていない状況でした。フグを釣っていた私は、むしろ釣果が良い方でした (笑) 。


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3月21日の釣果紹介

3月12日の釣行の口惜しさが忘れられない中、3月21日にリベンジのためにアジュール舞子を再び訪れることに。

今回は、事前に情報を集め、メバルの釣果が少し良い傾向と言われる東側のワンドに釣り座を取りました。

下のGoogle Mapに示す場所となります。近くにある旧武藤山治邸でジャズのライブをしており、優雅な音楽が流れる中での釣行となりました。

天気 … 晴れ

気温 … 15℃

潮 … 中潮

釣行時間 … 12:00-16:30

釣り開始から2時間の間、釣れるのは安定のクサフグだけ…。

「3月のアジュール舞子に、メバルは本当にいるのだろうか?」と思いたくなるような状況。

またボウズに終わるかもしれない…という嫌な思いだけが頭の中を走り抜けます…。

しかし、14時30分のこと、気持ちよくウキが水中に引き込まれていくアタリ!

明らかにフグでは無いアタリに驚きながらも、しっかりとフッキング!

連れてきてくれたのは、下の写真の20cmのメバルです!

「やっと本命が釣れた!昼間の時合に入ったのかな!?」と思ったのですが、その後が全く続かず…納竿となりました。

1匹だけ釣れても仕方ないので、釣れたメバル君はリリースして帰宅です。

アジュール舞子での3月中旬の2日間の釣行では、メバルは1匹のみという厳しい現実となりました。

もちろん、昼間の時間帯ということで、メバル釣りには向かないのは分かっています。

しかし、神戸周辺では3月の昼間でもメバルは釣れます。もしかしたら、アジュール舞子はメバルの魚影が少ないのかもしれません。

もし、メバルの生態やアジュールの様子に詳しい方がいらっしゃったら、詳しい事をコメント欄でぜひ教えて下さい。よろしくお願いします。

3月のメバル釣りはアジュール舞子より平磯海釣り公園や淡路島がお勧め

さて、3月のアジュール舞子では、メバルの釣果が非常に悲しいものとなりましたが、神戸周辺では昼間でもメバルが釣れるところが他にもあります。

具体的には、下の記事で紹介しているように平磯海釣り公園です。

平磯海釣り公園では、人工漁礁も設置されているためメバルの魚影が濃く、2月の寒い時期でもメバルの釣果が安定して得られます。

また、明石海峡を渡った先にある淡路島の翼港でも、メバルの釣果がしっかりと出ています。

3月のアジュール舞子は、そもそも魚が少なく、エビ撒き釣りでも釣果を得ることが厳しいという情報があったのですが、それは真実なのでは無いかと思います。

事前にしっかりと調べて、釣行時間を無駄にしないようにしないといけませんね!

今回はとても良い教訓となりました。

この記事の終わりに

本記事では、3月の釣果が厳しいという噂のアジュール舞子で、3月にエビ撒き釣りをした結果を紹介しました。

2021年3月に1度、2022年3月に2度の釣行を行い、結果として良い釣果が得られなかったのが事実です。有価魚としては、メバルが1匹だけです…。

私の釣りの腕が根本的に悪いという可能性が高いかもしれませんが、周囲の釣り人の情報やフィッシングマックスさんの情報を見ても、厳しい季節であることは間違いのない事実なのかと思います。

メバルを本命にして釣行へ出掛けましたが、3月であればアジュール舞子や淡路島に行った方が確実な釣果が得られると思います。

良い釣果が紹介できないので、記事としてはあまり参考にならないかもしれませんが、神戸周辺の1つの釣り情報として紹介させていただきました。

来年の3月はアジュール舞子以外の場所でエビ撒き釣りを楽しみたいと思います。

では!