神戸と西宮の川遊び・魚取りお勧めスポット6選!

この記事では、神戸~西宮にある川遊びができるスポットについて、私が実際に訪れたお勧め場所を6つ紹介させていただきます。

神戸~西宮と聞くと、大都市で住宅街が立ち並んでいるイメージがあるかと思うのですが、実は六甲山系があるため川遊びができるスポットが意外に多いです。

場所によっては水深が深い場所があったり、流れの急な場所もありますが、今回紹介するスポットは幼稚園のお子さんから小学生までが楽しめる場所が多いです。

また、それぞれの川には魚やエビが沢山いることも確認できているので、生物の観察・採取も楽しめます。

今回は、神戸・西宮の川遊びスポットについて、アクセス・利便性・駐車場などの観点で星 (★) を5段階で付けて評価しながら紹介したいと思います。

【2024年9月14日 更新】本記事に記載の内容は2024年9月時点で特に変更はありません。2022年に新たに住吉川の情報を追記しています。


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神戸には多くの川遊びスポットがある

冒頭でも紹介しましたが、神戸や西宮は大都市圏であり、六甲山に沿って住宅街が立ち並ぶような場所です。そのため、川遊びができる場所なんて少ないのではないかと言うイメージがあります。

確かに、神戸は六甲山から海の距離が距離が近いため、川幅の広い大きな河川はありません。

しかし、六甲山系には至る所に、住宅街や山間部に川幅が狭い河川が多数存在しています。大きな河川は無いのですが、小さな川が沢山あることで、実は水遊びをすることができるスポットが意外にも多く存在しています。

「都会だから水遊びなんて無理だろう」と思われる方が多いかもしれません。私自身も関西に住んでから、実際に川遊びのスポットを探すまでは、同じように思っていました。

しかし、夏に神戸・西宮の川遊びスポットを探索していくと、子供も安心して遊べる場所がたくさんありました。

この記事では、これから神戸の川遊びスポットを探す方に参考にしていただける情報が発信できるかと思います。

神戸・西宮の川遊び時は急な増水に注意しよう

神戸と西宮の川遊びスポットを紹介する前に、必ず伝えておきたいことがあります。

それは、急な増水に対する注意です。

神戸と西宮は標高の高い六甲山と海に挟まれた非常に狭い場所にあります。

そのため、河川の勾配も大きく、急な流れになりやすい地形になっており、ゲリラ豪雨などがあると、あっという間に増水して危険な状態になります。

上の写真にある通り、神戸の河川に降りる場所には、必ず注意喚起の看板があります。

実際、2008年7月28日に神戸市の都賀川で、ゲリラ豪雨による増水が起こり5名の方が水難事故で亡くなりました。今では「ゲリラ豪雨」いう言葉が日本で広く浸透していますが、短時間で大量の雨が降ると、神戸や西宮を流れる川はその地理的な特徴から危険な状態になります。

神戸や西宮の川で遊ぶ際には、六甲山に黒い雲がかかっている場合や、夕立が降ってきた時には、直ぐに川から上がってくださいね。

では、以下でお勧めのスポット6つを紹介したいと思います。


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① 甲山森林公園を流れる仁川は穴場的スポット

一つの目の川遊びスポットは、西宮市の甲山森林公園を流れる「仁川」です。

仁川の川遊びスポットの詳細 (地図や駐車場) は下のリンクの記事にまとめています。

仁川は六甲山から西宮市内を流れ、武庫川に合流する河川となります。

甲山森林公園の中を流れる場所に、仁川広河原と呼ばれる広場があり、そこにテントを張ったりして川遊びを楽しむことができます。

では、各項目でお勧め度を星 (★) の数で評価していきたいと思います。

■ アクセス: ★★★

アクセスのしやすさは、★3個としました。森林植物園までのアクセスは車で問題無いのですが、駐車場から仁川までの距離が長いです。徒歩でも15分くらいは歩くので、夏の暑い時期にはつらいです…。特にテントやテーブルなどの大きな荷物のある方は、運搬するのに大変です。

■ トイレや売店等の充実度: ★★

仁川広河原にはトイレがありません。また、森林公園の近くにもコンビニが近くには無いため、急に必要なものがあっても、直ぐに入手することは不可能です。ただし、喫茶店のような仁川広河原に隣接して軽食屋さんがあるので、簡単な食事などは可能です。

■ 川遊びのしやすさ: ★★★

岸に近い所では流れが緩やかなので小さなお子さんも問題無く遊ぶことができますが、川の流れが速く場所の方が少し多い印象です。

小学校高学年以上であれば楽しめますが、小さなお子さんには少し向かないかもしれません。そのため、★は3個としました。

■ 魚の多さ: ★★★★★

私が訪れた時の事ですが、本当に魚の数が多く、短時間でもあっという間にたくさんの魚やエビを捕まえることができました。ウグイ、ハヤ、ドンコ、カジカ、テナガエビ、モクズガニ…。

子供が喜ぶような大きな魚もとれたので、魚をたくさん取りたい方にはお勧めです。実際に取れた魚たちの写真などは、上でリンクを張った仁川の詳細に記載しています。

② 芦屋川の下流域

2つ目は芦屋市を流れる芦屋川です。

両岸に大きな住宅が建ち並ぶ、関西を代表する高級住宅街の芦屋ですが、そこを流れる芦屋川は、実は生物が豊富で生物採取を簡単に楽しむことができる川です。

芦屋で川遊びなんて…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、地元の方も川遊びをしていますし、BBQされている方もいるくらいです。ですので、恥ずかしさもなく水遊びができました。

芦屋川の川遊びスポットの詳細 (地図や駐車場) は下のリンクの記事にまとめています。

では、各項目でお勧め度を星 (★) の数で評価していきたいと思います。

■ アクセス: ★★★★★

芦屋川はアクセスの点では満点の★5個です。

川沿いにコインパーキングが多く点在しておりますし、阪神電車でもアクセスすることができます。

また、川に降りる場所も階段がいくつも整備されています。川沿いには遊歩道もあるので、安全に川に降りることができます。

■ トイレや売店等の充実度: ★★★

芦屋川沿いには公衆トイレが無いのが残念です。しかし、コンビニはあるので、何かを買うついでにコンビニのトイレを利用させていただくことができます。その意味で★は3つにしておきました。

■ 川遊びのしやすさ: ★★

川遊びのしやすさの観点は、少し点数が低いです。

芦屋川は、流れは緩やかなのですが、水深の深い場所が所々あるため、小さなお子さんが遊ぶ場所が少し少ない印象があります。

深い場所は水深が1m以上ある場所もあるので、小さなお子さんと行かれるときには場所を選んで遊ばせる必要があります。

また、日陰になる場所が橋の下くらいしか無いので、夏場は簡易テントなどを持っていかれることをお勧めします。

■ 魚の多さ: ★★★★★

芦屋川は川エビが非常に多いです。魚は主にはヨシノボリ、ウグイ、ハヤがメインですが、水草の中に川エビが大量に生息しています。

ミナミヌマエビやスジエビがメインですが、タモを持っていけば無数にエビを取ることができます。

家の水槽では、芦屋川で採取したミナミヌマエビを飼育しており、水槽内のコケや藻を綺麗に掃除してくれています。

【2024年9月14日追記】芦屋川ですが、その年や時期によって水深が変わるところがいたるところにあるようです。大雨が降った後など、水深が変わる場所があるようです。遊ぶ際には、大人が水深を確認してあげてから子供を遊ばせるようにしてあげてください。


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③ 夙川の上流 (苦楽園周辺)

夙川の上流も芦屋川と同じく、関西でも人気の住宅街が建ち並ぶ場所です。

ここで紹介する夙川の上流は、阪急の苦楽園口の近くになりますので、オシャレなレストランやお店が建ち並ぶ場所でもあります。

そんなの夙川の上流ですが、実は河川の護岸がきちんと整備がされており、家族連れで川遊びができる場所になっています。私が訪れた際も、地元の小学生や家族連れが川で大勢泳いで楽しんでいました。

夙川の川遊びスポットの詳細 (地図や駐車場) は下のリンクの記事にまとめています。

■ アクセス: ★★★★★

まずアクセスですが、夙川上流の川遊びスポットは車でも訪れることができ、駐車場もコインパーキングが複数あります。また、阪急電車の苦楽園口からも徒歩10分くらいで到着しますので、かなりアクセスが良い場所になります。

■ トイレや売店等の充実度: ★★★★★

夙川の川遊びスポットには、嬉しいことに近くにコンビニがあります。この記事で紹介する5つの川遊びスポットの中で、最もコンビニに近い川遊びスポットです。

また、ここで紹介している夙川の川遊びスポットには、少し下流の河川敷に公衆トイレがあります。少し歩いていく必要がありますが、徒歩で5分ほどの所になります。

ただ、コンビニがありますので、ジュースなどを買いに行くついでにトイレを利用させていただいたほうが良いかと…。周辺施設の充実度は満点の★5個としました。

■ 川遊びのしやすさ: ★★★★

川遊びのしやすさの観点は★4個としました。

夙川は水深が浅く、流れも穏やかな川のため、保育園の小さなお子さんでも安心して遊ぶことができます。逆に小学校の3,4年生以上のお子さんには物足りない遊び場ですね。

■ 魚の多さ: ★★★

夙川の魚の多さについては、★3個です。

魚の数は多いのですが、取れる魚は主にヨシノボリがメインです。ウグイも取ることができましたが、ヨシノボリ以外の魚種については数が少ない印象を受けました。また、モクズガニやテナガエビも取ることができましたが、個体数は少なかったです。

また、夙川の下流域も実は自然の遊びスポットになっています。ヤドカリがかなり多く生息しており、海の生物を捕まえることもできます。夙川の河口の詳細は以下の記事でまとめています。

④ 神戸の秘境スポット「鎌倉峡」

知る人ぞ知る神戸の秘境…それが鎌倉峡ですね。

神戸北部の三田市に近い山中にある川遊びスポットです。

神戸市内からは少し離れてしまいますが、夏の暑さも和らぎ、人も少ない場所になるので、静かに川遊びを楽しむのにもってこいの場所です。

ただし、アクセスがしにくいのですが…。

鎌倉峡の川遊びスポットの詳細 (地図や駐車場) は下のリンクの記事にまとめています。

■ アクセス: ★★

鎌倉峡の一番のデメリットはアクセスの点です。鎌倉峡をナビにセットして向かうと、非常に細い山道を通らされることになります。この細い山道しか道が無いので仕方ないのですが…対向車とのすれ違いが出来ないくらい細い道になります。

そのため、対向車が来たら、すれ違いで切る場所までバックする必要性があります。

神戸市内から少し遠い事と、道もあまり良くないことを考えて★の数は2つとしました。ただ、アクセスのしにくさを考えなければ、この記事で紹介する川遊びスポットの中で、最も大自然の中で遊べる場所です。

■ トイレや売店等の充実度: ★★★★★

鎌倉峡には売店の「やまびこ茶屋」さんがあります。駐車場も1日500円の定額で利用することができますし、やまびこ茶屋さんのトイレを利用させていただくこともできます。

また、自動販売機も完備されていることから、飲み物や食べ物を持たずに遊びに行っても、困ることは無いかと思います。

やまびこ茶屋さんでは、アルコールの販売もされているので、BBQでビールが無くなってしまっても、現地で補給することも可能です。

■ 川遊びのしやすさ: ★★★

川遊びのしやすさは、深い場所もあり浅瀬もありで問題は無いのですが、少しコケが生えている場所が多く、足元に注意が必要です。

私が訪れた時には、所謂「茶ゴケ」と呼ばれる茶色いコケが発生している場所が多く、滑りそうになりながら魚取りをしました。

毎年同じ状況だとは思いませんが、行かれた際には苔の状況に注意した方が良いかもしれません。

■ 魚の多さ: ★★★★

魚の多さや魚種の観点は★4つです。

鎌倉峡はBBQやキャンプスポットで知られた場所ですが、あまり魚取りをしている方がいませんでした。そのためか、結構魚の数が多く、タモを使えばかなり多くの魚が取れます。

ウグイやカワムツに加えて、天然のメダカも採取することができました。

また、サワガニの数も豊富で、少し大きな石をひっくり返すと結構な数が出てきました。サワガニを採取するならお勧めしたい場所です。

⑤ 六甲ケーブル下駅の近くにある「六甲川」

神戸市の方が最も利用しやすいのが、ここで紹介する六甲川の水遊びスポットです。

六甲ケーブル下駅にある大土神社の横になりますが、六甲山から流れ出た綺麗な水を楽しむことができる場所です。

とても良い場所ではあるのですが、一つのデメリットが人の多さ。神戸市内からもアクセスしやすく、地元の方々も利用するので、夏休み中はかなり混雑します。子供だけではなく、大人も水遊びしてます。

もし行かれる際は、なるべく早めに家を出て、場所を確保できるようにしてくださいね。午後に行ったら、シートを敷くための良い場所は無いと思った方が良いです。

六甲川の川遊びスポットの詳細 (地図や駐車場) は下のリンクの記事にまとめています。

■ アクセス: ★★★★★

六甲川の川遊びスポットは、アクセスがとても良い場所です。

神戸市内からであれば、車で20分か30分で到着します。六甲ケーブル下駅にコインパーキングがあるので、その駐車場を利用します。駐車場から川までは徒歩5分程度です。

■ トイレや売店等の充実度: ★★

六甲川のデメリットは、トイレや売店が無い事…

場所も良くアクセスしやすいのですが、事前に飲み物や食べ物は用意してから行くようにしてください。最寄りのコンビニは結構遠く、車を出さないけません。

■ 川遊びのしやすさ: ★★★★★

川遊びのしやすさの観点では、水は澄んで綺麗ですし、少し深い場所もあり浅瀬もあるので、小さいお子さんから小学生までのお子さんまで広い年齢層が楽しめる場所です。

大人の方も泳げるような深い場所もあるので、家族みんなで泳いでいる御家庭もありました。

■ 魚の多さ: ★★

魚取りについては、上で紹介した4つの川に比べると、少し魚の量が少なかったです。

人が多いので、魚を捕まえる子供も多いことが一因かと思いますが、根気よく時間をかけないと魚は捕まえられないかもしれません。

私も大きめの網で魚取りをしましたが、数を取ることは少し難しかったです。

⑥ 神戸市東灘区の「住吉川」

最後の6つ目に紹介するのは、神戸市東灘区を流れる「住吉川」です。

神戸の東側を流れる小さな河川ですが、水深もそれほど深くなく、小さなお子さんから小学生までが楽しむことができる水遊びスポットです。

駐車場やコンビニのアクセスも良いので、週末の空いた時間にちょっと出掛けていける場所でもあります。

住吉川の詳細 (地図や駐車場) は、下のリンクの記事にまとめています。

■ アクセス: ★★★★★

住吉川は、神戸市を流れる河川のため、非常にアクセスが良いです。

阪神高速と国道43号線を利用すれば、神戸の西や大坂市内の方でも1時間以内でアクセス可能です。

■ トイレや売店等の充実度: ★★★★

国道43号線の南にある河口付近にはローソンがあります。

また、コインパーキングのある阪神電車の魚崎駅の近くには、スーパーもあるので、食べ物や飲み物を現地調達可能です。

ただし、公衆トイレが無いので、事前に済ませていくか、近くのお店のトイレをお借りする必要があります。

■ 川遊びのしやすさ: ★★★★

住吉川の国道43号線より南側は、水深が浅く、小さなお子さんでも水遊びが出来る場所がたくさんあります。

ただし、河口に最も近い場所は、岩場があったり干満の影響を受けるので注意が必要です。

■魚の多さ: ★★★★

住吉川は六甲川と概ね同じ種類の魚種を採取することができたので、ほぼ同じような生態系を持つ川と言えるかと思います。

ヨシノボリ、カワムツ、アユなどの日本淡水魚の代表格ともいえる魚種だけでは無く、ウナギの稚魚も採取することが出来ました。つまり、ウナギも遡上する河川であるということです。

また、市街地にもかかわらず、多くのトンボが乱舞しており、トンボの良い繁殖地になっております。

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この記事の終わりに

この記事では、神戸と西宮にある川遊びスポットを6つ紹介させていただきました。

どの川遊びスポットも、雨による増水が無ければ川の流れが緩やかで、小さなお子さんでも安心して遊べる場所になっています。

また、それぞれの川には多くの生物が生息しており、タモを持っていけば普段目にすることが無い魚を捕まえることもできます。

都会にある川ですが、交通渋滞や市街地の喧騒を忘れて、夏休みの一時を家族で過ごせる場所でもあるかと思います。

また、新しい川遊びスポットが見つかれば、記事に追加していきたいと思います。