毎年、秋になると夜の堤防に電気ウキが並ぶようになります。
そうです、太刀魚のシーズンです!
秋になると太刀魚が産卵のために接岸するため、堤防からでも太刀魚が釣れる季節となります。
太刀魚はとてもおいしい魚のため釣り人に大人気で、シーズンが始まると堤防に太刀魚釣りの方がずらりと並ぶようになります。
まさに秋の海の風物詩のような光景です。
そんな太刀魚の餌釣りの必須アイテムが「電気ウキ」です。
今回の記事では、株式会社ルミカさんより発売されている「烈光」というシリーズを紹介します。
LEDを使用した電気ウキですが、他の電気ウキに比べて非常に明るいため、遠投しても鮮明にウキをとらえることができます。
株式会社ルミカさんの「烈光」について
電気ウキの「烈光」は、福岡県古賀市に本社を置く株式会社ルミカさんが発売されている商品となります。
株式会社ルミカさんは、独自のアンプル技術を使った商品を販売されている会社さんです。
「アンプル技術って?」と思われるかもしれませんが、これは釣り道具の「ケミホタル」に使われている技術で、ポキッと割ると酸化液と蛍光液が混ざって発光する技術です。
夜釣りをされる多くの方がお世話になっている技術なのではないでしょうか?
このケミホタルも株式会社ルミカさんが発売しており、実は釣り人の中では有名な会社さんです。
その株式会社ルミカさんが発売している「烈光」ですが、発売当初に釣り道具屋さんに行ったときに偶然見つけて即購入しました。
商品のラベルに「衝撃の明るさ!LED革命」というシールが貼られており、太刀魚釣りに使ってみたと思って購入しました。
LEDの色は「ピンク」「白」「緑」「赤」があり、下でも紹介しますがが、どれも非常に見やすい電気ウキとなっております。
個人的には電気ウキでは珍しい「ピンク色」がお気に入りです。
烈光には長さの長い「Aタイプ」と、長さの短い「Bタイプ」があり、条件に応じて使い分けることが可能です。
個人的には長さの短いBタイプの方が、仕掛けと絡みにくく使いやすいと感じています。
「烈光」の何が良いのか?メリットは?
それでは、以下では「烈光」の何が凄いのか?何が良いのか?という点について、私の思うところを書かせていただきたいと思います。
個人的に感じたこと、思ったことを記載させていただきます。
① 約400m先でも視認可能な明るさ
まず一つ目は、その製品名からも感じ取れる「明るさ」です。
めちゃめちゃ明るいです。
私が今までに使ってきた電気ウキの中で、最も明るいことは間違いないです。
下が点灯時の写真になります。
写真だと少し明るさが伝わりにくいのですが、直視するのが嫌になるくらいの明るさです。
製品のラベルには「400m先でも視認可能」とありますが、実際にはやったことが無いですが、400m先でも見えそうな感じがします。
太刀魚釣りでは、飛ばしても50m程度の遠投になるのですが、他の製品に比べても見やすさが全然違います。
② ボタン電池 (LR44) 4個で点灯するためコスパが良い
2つ目のメリットは使用する電池です。
「烈光」はボタン電池のLR44を4個使用します。
「LR44が4個も必要なの!?」と思われるかもしれませんが、100円ショップのSeriaさんでは4個入りで100円で販売しています。(下の写真の商品)
電気ウキの電池としてはピン型電池が有名ですが、ピン型電池は少し高価なので、LR44を4個の方がコスパが良いと思います。
ちなみに、「烈光」の連続点灯時間は約24時間です。
③ 自重があるため遠投可能
3つ目は自重があり、遠投が可能なことです。
私が最もよく使っているBタイプの3号は、自重が27.5gあります。
これに3号のおもり (約11.25g) を取り付けて投げることになるので、仕掛けは約40gにもなります。
そのため、4mくらいの遠投竿で投げると、数十メートルは余裕で遠投できます。
釣りにおいては、遠投できることは強力な武器であることは間違いありません。
④ 価格も意外とリーズナブル
4つ目は価格です。
ここまで輝度の高い電気ウキになると、高価な商品のイメージがあります。
しかし、この「烈光」は、店舗での販売価格が1,300~1,400円程度です。(インターネットではもう少し安いです。)
そうなんです、他の電気ウキとほとんど変わらない価格なのです!
これは本当に嬉しい価格設定ですよね。
(株式会社ルミカさんの企業努力でしょうか?)
「烈光」の使い方 -電池の入れ方とON/OFF-
続いて烈光の使い方 (ボタン電池の入れ方とON/OFF) についても簡単に紹介をしておきます。
まず最初に、電池の入れ方です。
烈光の上ケース (LED側) を反時計回りに回転させると、上ケースと下ケースが分離されます。
そして、上ケースに付いている透明な電池収納ケースにボタン電池LR44を4個装着します。
ボタン電池は単三電池などに比べると使う機会が少ないので、プラス極とマイナス極がどちらか迷う方も多いのではないかと思います。
ボタン電池は、下の写真の通り、平らな方がプラス極でその反対側がマイナス極になっています。
4個のLR44を向きをそろえて装着していきます。
一つでも反対に入っていると電気ウキが点灯しませんし、危ないので注意してください。
電池が装着出来たら、上ケースを下ケースに装着していきます。
この時、上ケースをしっかりと最後までしめ込むとLEDがONの状態になり、少し緩ませるとOFFの状態になります。
使用しないときには上ケースを少し緩ませた状態 (OFF状態) で保管しておきます。
実際に「烈光」を使って太刀魚釣りへ -淡路島・洲本-
烈光を購入後、最初の釣行として淡路島の洲本まで太刀魚を釣りに行ってきました。
フィッシングマックスさんのHPで、明石海峡付近でも太刀魚が釣れ出したということで、淡路島でも釣れるのではないかという期待を胸に出かけてきました。
2023年9月中旬のことです。
釣り場に着いたのが夕方18時前くらいでしたが、早速、烈光を点灯させてみました。
「めちゃめちゃ明るい…」
率直にそう思いました。
夕方で薄明りの中でしたが、それでも超鮮明にウキが見えます。
50mくらい遠投したのですが、今まで使っていたHapysonの電気ウキよりも確実に見やすかったです。
ピンク色と緑色の2つを使ってみたのですが、どちらも非常に明るくてウキを見失う心配もありませんでした。
で、重要な釣果なのですが、18時から20時までの2時間で3匹という結果です。(次の写真参照)
9月中旬ということで、太刀魚の季節が始まったばかりであることを考えれば、満足な釣果ではないかと思います。
3匹とも、指三本クラスでした。
今年の太刀魚も11月くらいまでは楽しめそうなので、引き続き「烈光」で太刀魚釣りを楽しんでいきたいと思います。
この釣行で初めて烈光を使用しましたが、他の電気ウキには戻れなくなってしまいそうです…。
この記事の終わりに
この記事では株式会社ルミカさんから発売されている電気ウキ「烈光」の紹介をさせていただきました。
私が今まで使った電気ウキの中でも、最も明るく見やすいウキでした。
また、自重もあるため遠投ができ、まさに堤防からの太刀魚釣りに最適な電気ウキだと感じました。
太刀魚釣りだけではなく、夜の様々な釣りにも使えそうな感じもします。
これから太刀魚釣りを始めようという方や、新しい電気ウキを探している方、一度「烈光」を手に取って使ってみてください。
きっと、その「見やすさ」「使いやすさ」でお気に入りの電気ウキになりますよ!
それでは!