「鎌倉峡」神戸の秘境で川遊びと魚捕り!

日本では「鎌倉」と聞くと神奈川県にある鎌倉のイメージが強いですが、鎌倉峡は神戸にある渓谷の一つになります。

神戸市北区の道場町にある峡谷ですが、行くまでの道も秘境感が漂う場所で、「本当にここは神戸?」と思えてしまうような場所にあります。

しかし、神戸の中では隠れた川遊びスポットで、夏にもそこまで混雑することは無く家族で川遊びを楽しむことができる場所です。もちろん、神戸市内や大阪市からも日帰りでも行けるアクセスの良い場所でもあります。

この記事では、鎌倉峡での川遊びや魚捕りの遊びを紹介したいと思います。

また、鎌倉峡以外にも神戸・西宮には川遊びスポットがあります。下のリンクの記事で5つのスポットを紹介しています。


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鎌倉峡へのアクセスと駐車場

鎌倉峡へのアクセス方法

鎌倉峡へはマイカーで行く以外に方法はありません。

JR福知山線の道場駅から徒歩で行けないことは無いですが、相当時間がかかりますし、夏は暑さでとてもじゃないですが歩けません…。そのため、行かれる方はマイカーまたはレンタカーでのアクセスをお勧めします。

神戸からは新神戸トンネルを利用して約1時間程度、西宮方面からは県道82号線を利用して約1時間、大阪方面からは中国自動車道を利用して西宮北を下りて約1時間程度です。意外とどこからでもアクセスの良い場所にあります。

鎌倉峡の地図は下の通りです。

車で行かれる際に、カーナビをセットすることがあると思うのですが、鎌倉峡への道が表示されていないカーナビがあるそうです。

「やまびこ茶屋」という売店があり、その目の前が鎌倉峡の河原になるので、やまびこ茶屋を目指していくことになります。

途中に鎌倉峡の看板もあるので迷うことは無いかもしれませんが、できれば携帯電話の位置情報を活用した地図があると安心です。

やまびこ茶屋への道もかなり狭く、対向車と行き違いできないくらいの狭さなので、運転が得意な方に任せた方が良いかもしれませんね。

まさに秘境と言える夏の遊び場ですよ。

目標となる「やまびこ茶屋さん」の外観を下の写真で紹介しておきます。

駐車場について

駐車場は上で紹介した「やまびこ茶屋さん」の駐車場を借りることができます。

1日の駐車料金が500円になります。もしキャンプで1泊される場合には、2日分で1,000円となります。駐車場に係の方がいらっしゃるので、手渡しで駐車料金を支払います。

駐車場の収容台数ですが、やまびこ茶屋の前には6台か7台が駐車可能で、満車の時にはさらに50mくらい奥にある駐車場に誘導されます。奥の駐車場は15台くらいは駐車できるスペースなので、お盆シーズンなどのハイシーズンでない限りは、駐車場が満車になることは無いかと思います。

鎌倉峡への道はとても狭く、路上駐車は絶対にできないので、やまびこ茶屋さんの駐車場を利用させてもらいましょう!

近くにトイレはあるの?

トイレはやまびこ茶屋さんのトイレを利用させていただくことができますので安心です!

山奥の渓谷ではトイレが本当に困るのですが、駐車場を利用していれば、トイレも利用させていただくことができます。特に子供がいらっしゃると、本当にありがたいサービスです。

ただ、トイレの維持管理のために寄付を募られているので、少額でも良いのでポストに入れて置いてあげると、今後もトイレ利用を継続させていただけるかと思います。

自動販売機などはあるの?

やまびこ茶屋さんは売店ですので、隣に自販機が完備されています。

キャンプをされる方は、各自で持ち込まれる方も多いかと思いますが、自販機があるので足りなくなっても安心です。

また、お酒の自販機もあるので、キャンプでお酒が欲しくなった時にも利用させていただくことができますね。

峡谷と聞くと各種物資の供給が不便と言うイメージがありますが、鎌倉峡はそのあたりは安心して利用できる場所かと思います。

鎌倉峡の川遊び・バーベキュースポット

鎌倉峡はやまびこ茶屋さんの前に階段があり、その階段から河原へ降りることができます。

河原は平坦な場所がおおくあり、テントを張ったりバーベキューするのに適した場所となっています。

下の写真が川原へ降りたところの様子です。

この写真の奥の方までテントを張れる平坦な河原が続いているので、場所取りで困ることも少ないと思います。

また、写真の場所は川の流れも強くなく浅瀬になっているので、小さなお子さんでも安心して川遊びをすることができます。


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大きなお子さん向けの深い淵もあります

小学校以上のお子さんになると、浅瀬では物足りなく、少し深い場所で泳ぎたくなりますよね。

鎌倉峡には少し深い淵もありますので、少し大きなお子さんも楽しむことが出来ると思います。水深は1mくらいで、そこまで流れも強くないので、泳ぎが苦手でも泳げるレベルの淵です。

小学校低学年の娘も、喜んで飛び込んでいきました。

不安な方はライフジャケットを用意していきましょう!

この川は船坂川という名前の川なのですが、この川の水は少し上流にある金仙寺湖というダムから流れてくる水になります。

そのため、湧き水が直接流れてくるわけでは無いので、渓流の冷たい水の様な冷えた水ではありません。もちろん、市街地に比べると水温は低いですが、夏でも体温を下げすぎることなく遊ぶことが出来る点も安心です。

また、上で紹介したバーベキュースポットの少し下流側を見た写真を下に載せますが、下流側も少しだけ深い場所があります。

魚捕りも楽しめますよ!

渓谷と言えば日本淡水魚の魚捕り!

私のブログでもいろいろな場所で渓谷魚の魚捕りを紹介していますが、子供と川遊びに来たところでは、必ず魚とりをしています。

状態の良い綺麗な川魚が取れれば、持って帰って水槽で飼育もしています。

船坂川で捕れた魚たちを以下で紹介したいと思います。釣りではなく、魚とり網で捕れる魚たちです。

船坂川は魚を捕る方が少ないためか、かなり川魚の数が多いです。20分ほど魚とり網を持って川に入るだけで、上の写真の魚たちが捕れました。

最も多いのはカワムツの稚魚たちですね。そして、渓流の定番のヨシノボリ達もいます。ヨシノボリはシマヨシノボリが多いですが、ルリヨシノボリとクロヨシノボリもたくさんいました。

また、サワガニの数も多く、石をひっくり返すとオレンジ色のサワガニがたくさんとれましたよ。1時間で20匹くらいは捕れました。

ヨシノボリやカワムツの稚魚は浅瀬にも生息しているので、小さなお子さんでもパパと一緒に捕まえることが出来る魚です。

また、少しだけ深い位置や水生植物の陰などで根気よく魚とりを頑張ると、大きなサイズの魚も捕ることがが出来ます。下の写真は捕獲できた最も大きな魚ですが、カワムツの成魚になります。

カワムツの稚魚たちがたくさんいたので、成魚もいるだろうと思い、根気よく水草の中などを探っていって捕まえた2匹です。体長は約10cm強ありますので、子供も大喜びの魚でした。

ヨシノボリについては、自宅での飼育難易度が低いので、水槽とフィルターがあれば飼育を始めることができます。以下の記事で紹介しているので、ヨシノボリの飼育をしてみてはいかがでしょうか!?


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神戸市北区周辺のその他の遊び情報

神戸市北区は北側に三田市があります。三田市は大阪のベッドタウンとなっており、近年は住宅地の開発などが盛んに行われている市となります。

そのため、商業施設も充実してきており、神戸三田プレミアムアウトレットや巨大なイオンモールも建設されている場所です。

また、三田にはかねふくさんのめんたいパークもありますし、すぐ近くにはフルーツフラワーパークもあり季節によってはフルーツ狩りを楽しむこともできます。めんたいパークの巨大おにぎりはとてもお勧めですよ。コンビニで販売されているおにぎりの2倍の大きさで、出来立ての明太子が大量に入ったおにぎりを購入することが出来ます。夕方くらいには売り切れてしまう人気商品なので、食べてみたい方はお昼過ぎまでには行かれると良いかと思います。

この記事の最後に

この記事では、神戸の隠れた川遊び及び川魚捕りのスポットとして、鎌倉峡を紹介させていただきました。

神戸や大阪からも約1時間程度のアクセスとなりますので、日帰りでも十分楽しむことが出来る場所です。また、渓谷には嬉しい自販機やトイレも完備されているので、家族連れでも安心して利用することができます。

神戸とは思えないような秘境感も味わうことができ、夏休みや週末の遊びにも適したスポットだと思います。

この週末、都会を離れて大自然の中で一日を過ごしてみませんか!?