釣りに欠かせない道具の一つが「クーラーボックス」。
様々なメーカーから、大きさや特徴の異なる製品が発売されており、どれを購入して良いのか迷ってしまいますよね。
私自身も、高校生の時に初めて自分のクーラーボックスを購入しましたが、どれを購入すべきか迷いに迷ったことを今でも覚えています。(その時には、貯めたお小遣いでダイワの小さなクーラーボックスを選んで大切に使っていました。)
私は小学校の時に釣りを始めて約30年の釣り歴がありますが、クーラーボックスを選ぶときに重要な事は「現在の釣りのスタイルだけでは無く、今後10年先も見据えた製品を選ぶこと」だと思います。
クーラーボックスは一度購入すると、少なくとも数年は使い続けますし、長い方は15年~20年使用される方もいらっしゃいます。
それだけ長く愛用する釣り道具になりますので、長く愛し続けてあげられるクーラーボックス、そして長く使い続けられる丈夫なクーラーボックスを選びたいですよね。
この記事では、私がお勧めするダイワの「プロバイザートランク HD II 3500」を紹介します。
ダイワが展開するプロバイザーのシリーズは、とても頑丈に作られた製品が多く、経年劣化による故障や雑な扱いによる故障を防いでくれる特徴があります。
プロバイザートランクの購入を検討されている方に、少しでも御参考になれば幸いです。
ダイワ・プロバイザートランクを購入したきっかけ
ダイワのプロバイザートランクを購入する前までは、株式会社 伸和の「ホリデーランドクーラー 11H」を使用していました。
比較的安価で購入できるクーラーボックスとして、釣具店やホームセンターでも販売されている製品ですので御存じの方も多いかと思います。
一人で釣りに出掛ける分には全く問題が無かったのですが、子供が出来て家族でレジャーに出掛けることも多くなると、容量や性能の点で少し足りないところが出てきました。
そこで、新しいクーラーボックスの購入を検討し、最終的にダイワのプロバイザートランクを購入するに至りました。
その検討の際に考慮した点を以下で紹介したいと思います。
これらの項目に複数該当される方は、クーラーボックス購入の際にプロバイザートランクを一つの候補として検討しても良いかと思いますよ!
子供と一緒に釣りに行くため容量が重要に
まず最初に、クーラーボックスの「容量」です。
クーラーボックスは、一般的なサイズとなると外形で幅40cm×高さ30cm×奥行き25cm程度となります (クーラーボックスとして約10Lの容量)。このくらいのクーラーボックスでは、500mLのペットボトルが8本くらいしか入りません。
子供が2人できて一緒に釣りに行くようになると、お昼のお弁当、飲み物、お菓子等、釣りの餌などの荷物が多くなるため、上記のサイズのクーラーでは全く容量が足りないんですよね。
特に夏の釣行時には飲み物をたくさん持参することになるので、クーラーボックスのサイズや保冷性能がとても重要になります。
その点で、プロバイザートランクは容量が35Lもあり、一般的なサイズのクーラーの約3倍の容量があります。また、最も下のグレードでも「KEEP 70」という保冷力があります。(KEEP 70は、クーラーに氷を入れて置いた場合に、完全に溶けるまで70時間保冷してくれるというものです。)
プロバイザートランクを購入後の釣行では、夏のファミリーフィッシングの際にも、お弁当や飲み物の運搬・保冷に支障が無くなりましたよ!
クーラーボックスに座れることも重要!(釣り場では地面に座るのは避けたい)
釣り場でよく見る光景ですが、クーラーボックスに座って釣りをされている方が多くいらっしゃいます。
しかし、クーラーボックスによっては、人が座ることを想定していない製品が多くあります。
そのような製品に座ってしまうと、直ぐに支障が出なくとも、経年劣化が進行して各部の破損やクーラーボックスの変形が起こってしまうリスクがあります。クーラーボックスが変形すれば、保冷力の低下に繋がる可能性もありますよね…。
そのため、クーラーボックスに座って釣りをする方は、「座っても大丈夫」と記載のある丈夫なクーラーボックスを選ぶ必要があります。
その観点で、プロバイザートランクはとても丈夫なクーラーボックスであり、ダイワのHPにも「座っても大丈夫」ということが明記されています。
子供と釣りに行く際には、お昼ご飯を食べたり休憩するのに座れる場所が絶対に必要です。
釣り場には針が落ちていることもあり、子供に地面に座らせるのは気が引けますので、プロバイザートランクは強い味方になってくれると言えます。
大きな魚を数釣りするようになったため
ファミリーフィッシングで簡単に釣れる魚は、ベラ、カサゴ (ガシラ)、アジなどの小さな魚ですが、クーラーボックスが小さくても持って帰るのに支障が無いと思います。
しかし、長く釣りを趣味にしていると、狙う対象魚が大きくなることが多々あります。
私自身も、フカセ釣りやエビ撒き釣りをするようになってから、黒鯛 (チヌ) や鱸 (シーバス) 等の大きな魚を釣る機会が多くなりました。
時には、良型の黒鯛を数匹釣ることもあったり、グレ (メジナ) を10匹以上釣り上げる日も珍しくなくなりました。
小さなクーラーボックスでは、釣った魚を持ち帰れないので、釣る対象魚が大きくなると共にクーラーの容量が必要になってきます。
将来的に、大きな魚をターゲットにする予定がある方は、容量の大きなクーラーボックスを予め選んでおくべきだと思います。
キャスター付きのクーラーボックスを希望していたため
当たり前のことですが、クーラーボックスはサイズが大きくなると重量が増します。
また、大きなクーラーボックスの中にお弁当や飲み物を詰め込むと、10kg以上の重さになることも多々あります。
そのため、運搬を楽にするために「キャスター付き」であることが、クーラー選定の際に大前提でした。
プロバイザートランクには静音キャスターが付いており、クーラーボックスを楽々運べるとともに、引いて歩く時もキャスターの音が小さいのが嬉しいです。
参考のために、キャスターの耐久性についても記載しておきます。
私の普段の釣行 (ファミリーフィッシング) では、プロバイザートランクに、
・2Lのペットボトル2本
・お弁当4人分 (おにぎり12個分くらい)
・チヌ用の集魚剤1袋 (約3kg)
・オキアミ3kgブロック
を入れて使っていますが、現時点で重さが原因での不具合は起きていません。
ただし、大きな段差があったら、キャスターを保護するために、クーラーを持ち上げて段差を越えるようにしています。
トータルで10kg以上になると「重そうだなぁ」と思われるかもしれませんが、意外と持ち上げられますよ。決して軽くは無いですけどね。
釣り以外のレジャーにも活用するため
子供の習い事として、スポーツクラブに入団しているのですが、日帰りの遠征が頻繁にあるためクーラーボックスが必須アイテムとなります。
遠征の際には、主に飲み物の運搬にプロバイザートランクを使っているのですが、とても役立っています。
夏の遠征時には、6Lのスポーツドリンクとお弁当を持ち運ぶこともありますが、駐車場から歩く距離が長くなるような場所でもストレスなく運搬可能です!
また、1泊2日の旅行の際にも、必ず氷を入れたプロバイザートランクを持参していきます。
旅行先で保冷が必要なお土産を買ったりするのに重宝しています。
ダイワ・プロバイザートランクの外観や寸法
プロバイザートランクですが、私が使用しているのは下の写真の「プロバイザートランク HD II S3500」となります。
プロバイザートランクのHP → ダイワ・プロバイザートランク HD II 3500
・容量: 35L
・サイズ (外寸): 幅71.5cm × 奥行き 32.5cm × 高さ35cm
・サイズ (内寸): 幅55cm × 奥行き 24cm × 高さ25cm
・自重: 6.2kg
個人的に思うことですが、最近のダイワのクーラーボックスは、以前よりもスタイリッシュなデザインになっています。
以前のダイワのクーラーボックスには「DAIWA」と記載されているデザインもありましたが、現在ではロゴマークが「D」の一文字になっており、ダイワの古臭さが抜けたイメージがあります。
ダイワのアパレル製品も「the 釣り人」と思われる様なものから、スタイリッシュなシンプルなデザインに変わってきていると感じます。
このクーラーボックスのデザインであれば、釣り以外のレジャーにも敷居無く転用できますよ。
1泊2日なら断熱材はスチロールで問題無し!
プロバイザートランクのシリーズには、使用されている断熱技術の違いで4つのグレードがあります。
最上級モデルは、6面全てに真空断熱が使われているZSSのグレードとなります。
こちらは、デザインの色がゴールドを基調としており、最上位モデルであることが直ぐにわかりますね。
6面真空断熱のモデルは、確かに保冷性能は最上位だと思います。長い釣行に行かれることが多い方は、真空断熱のモデルを選ぶべきだと思います。
上から2番目のモデルがTSSグレードで、3面に真空断熱技術が使われ、残る3面にウレタンが使われているものとなります。こちらは、シルバーを基調にしたデザインとなっています。
そして、3つ目が断熱材にウレタンを用いたGUグレードです。真空断熱には敵いませんが、ウレタンも断熱材として素晴らしい性能を発揮していると思います。(以前使っていたクーラーボックスは、ウレタンを断熱材に使った製品でした。)
そして、最も下のグレードが、私も愛用しているSグレードです。Sグレードは、断熱材がスチロールのみになるため、真空断熱を用いた上位モデルよりも定価が半額です。
日帰りの釣行がメインの方や、1泊2日のレジャーに使う方、また氷を補給できる方はSグレードで全く問題無いと思います。真空断熱の上位グレードを買う意味は無いと思います (宝の持ち腐れ) 。
上述の通り、私はSグレードを使用していますが、気温38℃の真夏の釣行でも保冷力に問題は無いです。
具体的には、真夏に2Lのペットボトルを凍らせて保冷に使っていますが、朝から夕方まで釣りに行っても氷が半分くらい残っています。子供が頻繁にクーラーボックスの開け閉めしても、氷がしっかりと残っています。
ですので、日帰り釣行が多い場合にはSグレードでも大丈夫だと思います。
ダイワのクーラーボックスは蓋が外れるので水洗いが簡単!
ダイワのクーラーボックスは蓋が取れるんです!
クーラーボックスというと、蓋の片側に留め具があって、その反対側に蝶番があるような構造をイメージされる方が多いかと思います。
しかし、近年のダイワのクーラーボックスは、両側どちらかでも蓋を開けることができる構造で、蓋が外れて洗えるような作りになっているんですよ。
下の写真は蓋を外した時の写真ですが、水洗いする時に便利な構造だと言えます。
蓋が外せるとなると「実は構造的に耐久性が悪いのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、私の子供が蓋を開け閉めする際に雑に扱っても、これまでに不具合が出ていないので、かなり頑丈な構造なのだと思います。普通に使っていれば、壊れることは稀なのかと…。
ダイワ製のクーラーボックスは釣り場でも注目される存在
ダイワ製のクーラーボックスは、釣り人の間だけでは無く、一般的に見ても高級なクーラーボックスです。
プロバイザートランクと同じ大きさ・容量のクーラーボックスは、メーカーを気にせずに買おうと思えば、プロバイザートランクの半額以下で購入することができます。
しかし、ダイワのクーラーボックスは所有することに満足感が感じられる製品と言っても過言ではありません。
2021年の初夏に堤防釣り行った際のことですが、隣で釣りをしていた年配の方から「釣れます??高そうなダイワのクーラーボックス使ってるねぇ!」と声を掛けられました。
また、同年の秋の釣行でも、近くで釣りをしていた若いアングラーから「このダイワのクーラーボックスカッコいいですね。何というシリーズですか?」と声を掛けられました。
つまり、ダイワのクーラーボックスは、釣り場でも注目される存在 (道具) であることに間違いはないのです。
個人的な意見ではありますが、ダイワのクーラーボックスを使っている方を見ると「釣りが好きな方なんだな。」と率直に思ってしまいます。
この記事の終わりに
この記事では、ダイワの頑丈なクーラーボックス「プロバイザートランク HD II 3500」を紹介しました。
「プロバイザー」は、ダイワ製品の中でも非常に頑丈な作り・素材を持つ製品として有名で、その名前を持つプロバイザートランクも、長い間愛用していける丈夫なクーラーボックスの一つかと思います。
家族で釣りに行かれることが多い方や、スポーツやレジャーで荷物が多くなる方には最適なクーラーボックスの一つであることは間違いないかと。
また、これから釣りを始めようと思っている方は、頑丈で大きめのクーラーボックスを購入しておくと安心ですよ。クーラーボックスにおいても「大は小を兼ねる」という諺が当てはまりますので。
その際には、候補の一つにダイワのプロバイザートランクを入れてみてくださいね!